「Therefore I Am」ミュージックビデオの制作秘話が明かされる
ビリー・アイリッシュが、2020年に映画『007』シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌「No Time To Die(ノータイム・トゥ・ダイ)」、「my future(マイ・フューチャー)」に続く3曲目のシングルとしてリリースした「Therefore I Am(ゆえに我あり)」。
フランスの哲学者で、合理主義哲学や近世哲学の祖として知られるルネ・デカルトが唱えた「I think, therefore, I am(我思う、ゆえに我あり)」という言葉が引用された同曲は、併せて公開されたミュージックビデオも話題に。ビリーが自ら監督を務めたこのビデオは、閉店後のショッピングモールを舞台に、ビリーが盗み食いなどをしていくというものになっている。
ミュージックビデオの撮影秘話が明かされる
先日、「Therefore I Am」のビデオで描かれる、各シーンにまつわる解説コメントなどがついた新たなビデオが公開。ショッピングモールで撮影することになった経緯や、ビリーがビデオのなかで手にとっている食べ物についての裏話などが明かされた。
それによれば、ビリーはこの楽曲を完成させた後で、ミュージックビデオをどのようなものにすべきか頭を悩ませていたのだそう。「この曲にふさわしいビデオはどんなものだろうって、1日中考えたんだけど、誰も思いつかなかったの。普段は、曲について考えるとすぐに頭の中にイメージが浮かぶんだけどね。だけど、どういうわけか、この曲のビジュアルは思い浮かばなかった。それで私たちは1日かけて、何か思いつこうと頑張っていたの」とビリーは動画に寄せたコメントで明かしている。
なかなかミュージックビデオのアイディアが思い浮かばずに悩んでいたなかで、ショッピングモールで撮影するというアイディアがようやく浮かんだのは、スターバックスのドライブスルーに並んでいた時だったという。
「そんななかで、スターバックスで待っていた時に、『ショッピングモールで撮影するのは?』って思いついたの」とビリーは続けている。
ちなみに、この解説つき動画では、ショーケースからビリーが手にとったプレッツェルが、1日中お店に置かれていたものであることからビリーは手をつけなかったことや、ドーナツを盗むシーンがビリーのお気に入りのシーンであることなども明かされている。
解説付き動画はこちら。
(フロントロウ編集部)