約8年の時を経て、現代を舞台に新しく生まれ変わる『ゴシップガール』。オリジナル版の“エクステンション(拡張版)”となる新作の違いや、前作から受け継がれるポイントについて、新世代のキャストたちが語った。(フロントロウ編集部)

『ゴシップガール』新作のキャストたちがいよいよPR活動に着手

 2007年から2012年まで米CWで放送され、ここ日本でも社会現象的大ヒットを記録したドラマ『ゴシップガール』。その世界観を受け継いだ、新たな世代を主役に迎えた米HBO Maxのドラマシリーズ『ゴシップガール』の到着がいよいよ近づいてきている。

 それを予感させるかのように、新生『ゴシップガール』で個性豊かなメインキャラクターたちを演じる、俳優のエミリー・アリン・リンド(オードリー・ホープ役)、ホイットニー・ピーク(ゾーヤ・ロット役)、ジョーダン・アレキサンダー(ジュリアン・キャロウェイ役)、エヴァン・モック(アキーノ・メンジーズ <通称:アキ>)の4人が米Dazedの表紙に登場。

左から:ジョーダン・アレキサンダー、エヴァン・モック(前)、ホイットニー・ピーク(後)、エミリー・アリン・リンド

 誌面のインタビューでは、まだ配信開始時期が2021年内としか告知されておらず、ほとんどが謎のベールに包まれたままとなっている『ゴシップガール』新作について、ネタバレは回避しながらも、オリジナル版との違いや、受け継がれるポイントについて語った。


オリジナル版『ゴシップガール』とはここが違う!

 オリジナル版に引き続き、ショーランナーを務めるジョシュア・サフランは、新たな『ゴシップガール』は“リブート版”ではなく“エクステンション版(拡張版)”だと明言している。

 飛躍的に進化したSNSの普及に加えて、今となっては、オリジナル版には欠けていたとされる、人種やジェンダー、性的指向の多様性や包括性をしっかりと意識した作品になるということは、以前から伝えられているけれど、エミリーいわく、新『ゴシップガール』の目的は、そうしたレプリゼンテーションを盛り込むことで、多様性や包括性をノーマライズ(標準化)することだという。

画像: 2020年11月に目撃された撮影現場でのオフショット。左はマックス・ウルフ役のトーマス・ドハーティ。

2020年11月に目撃された撮影現場でのオフショット。左はマックス・ウルフ役のトーマス・ドハーティ。

  キャラクターの中には、自身をLGBTQ+のコミュニティの一員だと認識する人物も登場することを明かしたうえで、エミリーはこう語る。

 「私たちは、2020年、2021年にドラマを作っている。そういったテーマ(LGBTQ+)について話題にすることは当然重要だけど、同時に、それが今の若い子たちにとっては、ごく日常的なものであると表現する必要がある。斬新でワクワクする話題としてじゃなく、ただそこにある現実として。かつては“人と違う” “タブー”とされていたことが、本当は普通のことなんだって印象づけるためにね」。

画像: オリジナル版『ゴシップガール』とはここが違う!

 ゾーイ役のホイットニーもエミリーに同意しており、新シリーズは、LGBTQ+だけでなく、人種や容姿といった意味合いでも、レプリゼンテーションを重視していると明かしている。

 「(新作には)オリジナル版ではあまり描かれなかった、レプリゼンテーションがたくさん含まれてる。自分に似た人や自分と同じ物事に興味を持った人物がドラマの中に登場するのって最高だと思わない?」と、大きな影響力を持つエンターテイメントの分野から、共感できるメッセージを発信していくことの重要さを強調した。

画像: イーライ・ブラウン演じるオットー・バーグマン・四世 (通称:オビー)とホイットニー演じるゾーイの間には特別な絆が生まれる?

イーライ・ブラウン演じるオットー・バーグマン・四世 (通称:オビー)とホイットニー演じるゾーイの間には特別な絆が生まれる?


オリジナル版から継承され、進化するもの

 オリジナルの『ゴシップガール』において重要な焦点となったのは、ブレイク・ライブリー演じるセリーナ・ヴァンダーウッドセンとレイトン・ミースター演じるブレア・ウォルド―フの友情。

 セリーナとブレアは、まったく違うタイプながら、どちらも異なる強さを持った女性。そんな2人の運命が交錯しながら、それぞれのやり方で自分の道を切り開いていく様子が描かれた。

画像: オリジナル版から継承され、進化するもの

 新シリーズに登場する個性豊かな女性キャラクターたちも、それぞれパワフルだそうで、その点においてはオリジナル版のコンセプトを継承していると言えるよう。

 また、オリジナル版の、とくにシーズン1では、男女それぞれの性に基づいて社会から課せられる役割(ジェンダーロール<※>)が、ときに、その有害さを顕著にする方法で描かれたけれど、新作でもジェンダーによって若者たちが直面する問題が提起されるそう。

※「男はこうあるべき」「女はこうあるべき」という、生まれたときに割り当てられた性別に基づいて期待される社会における役割のこと

 「ジェンダーロールに関しては物語の中で取り上げられるし、分析もされる。私たちのショーに登場する女性たちの多くは、とてもパワフル。でも、それは、オリジナル版でも同じだったよね。新作では、この時代に女性であることが何を意味するのか、以前は触れられなかった考えについて追及することになる」

 そう語るエミリーに、ホイットニーも「それから、『男だから、こうすべき』だとかいう枠にとらわれず、ただ人間らしく、やりたいことをやっている姿とかね」と補足している。

 オリジナル版『ゴシップガール』の精髄を受け継ぎながら、より社会問題や現代のリアルを織り交ぜてパワーアップした物語が描かれる『ゴシップガール』新シリーズ。

 ジュリアン役のジョーダンは、「私たちは、『ゴシップガール』の本質に忠実でありながら、先入観は持たず、まったく違う方法でそれを表現しようとしてる」とコメント。

 エミリーも、新作で語られるのは「新しいキャラクター、新しいストーリー、新しい世代」だと、完全にフレッシュな作品になると自信をみなぎらせている。(フロントロウ編集部)

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