プロが教えるマスカラのダマ防止術
マスカラの重ね塗りは、まつげを強調できる一方で、ダマになりやすいという悩みもつきもの。とはいえ一度塗りと重ね塗りでは目元の印象も大きく差が出るため、どうしても重ね塗りをするのは譲れないという人は多いはず。

そんな人にぜひ知って欲しいのが、メイクのプロが教えるダマになりにくいマスカラのテクニック。プロのオススメのダマ防止テクニックには、重ね塗りしてもキレイに仕上がる簡単なコツがいっぱい。
これまでフロントロウで紹介したダマを防ぐプロのテクニックのなかから、4つの方法をご紹介。
ブラシの先端についた液を適度に落とす

ダマにならずキレイに仕上げる方法には、一度に塗るマスカラの量が多くなりすぎないように調節することでダマを防ぐワザがある。その簡単な方法について大御所メイクアップアーティストのボビイ・ブラウンは、「マスカラのブラシの先端部分を、容器の口の部分で軽くこすって液体を軽くオフしてからまつげに塗るようにしてみて」とアドバイス。
マスカラのブラシの先端部分にはとくにたっぷりと液体がつきやすいため、そのまま塗ることでダマにつながってしまうのだとか。重ね塗りをするときには、その都度、先端についた液体を軽くそぎ落としてから塗るように心がけてみて。
複数のタイプを重ね塗りにする

超人気美容ユーチューバーであり米コスメブランド「フーダ・ビューティー(Huda Beauty)」の創業者であるフーダ・カタンが、ダマを防ぐために勧めたのは、異なるタイプのマスカラを重ねるテクニック。
フーダによるとタイプが異なるマスカラは、質感もブラシも異なるため、同じものを何度も重ねるよりもダマになりにくいのだという。ちなみにその組み合わせについては、ロングもしくはカールのどちらか1本と、ボリュームマスカラ1本を重ねるのがオススメだそう。順番はロングの後にボリューム、カールの後にボリュームという風に最後にボリュームアップさせるようアドバイスした。
マスカラ下地を取り入れる

マスカラの仕上がりをアップしてくれるマスカラ下地は、ダマの防止にも頼りになるアイテム。
メイクアップアーティストのアンドリュー・ベラスケスは、マスカラを塗る前にマスカラ下地を使うことで、ダマになるのを防ぐことができるとオススメ。マスカラ下地を取り入れると、重ね塗りしてもダマになりにくいだけでなく、カールといった仕上がりからキープ力まで、マスカラが持つさまざまな効果を底上げしてくれる働きもあるため、1本持っておくとよさそう。
完全に固まるよりも少し前に重ねる

ダマになるのを防ぐプロのテクニックには、重ね塗りするタイミングにこだわることでダマになりにくくするという方法もある。すでに塗ったマスカラが完全に乾く前に少しずつ重ねていくことで、ダマを防ぐことができるという。
フーダは、「完全に固まったマスカラの上から重ねると、元々液体が多くついていた部分に重点的についてしまい、ダマになってしまうことが多い」と説明し、乾ききる前にまつげを何度もブラッシングするようにマスカラを塗って、理想の長さやボリュームが完成してから乾かすようにアドバイス。ただし、このときにたっぷりと液体をつけると逆効果になるため、1回目以外はあくまで薄めに重ねるのがポイントだそう。
マスカラを重ね塗りするとダマになってしまうという人は、プロのオススメのテクニックのなかから、自分のメイクと相性が良さそうなものを実践してみて。(フロントロウ編集部)