親日家として知られるアーティストのシンディ・ローパーが、2011年3月11日の東日本大震災から10年が経ったことを受けて日本にメッセージを送った。(フロントロウ編集部)

2011年3月11日には日本に滞在していたシンディ・ローパー

 東日本大震災が発生した2011年3月11日、シンディ・ローパーはジャパンツアーを行なうために日本にいた。この時には、予定されていた来日公演を止むなくキャンセルした海外アーティストも多かったけれど、シンディは母国へは帰らずに日本に滞在することを選択。そのままジャパンツアーを行ない、日本を元気づけてくれた。

画像: 2011年3月11日には日本に滞在していたシンディ・ローパー

 1年後の翌2012年3月にもジャパンツアーを実施して、日本のファンを励ましてくれたシンディ。彼女はその後も、被災地を訪れたり、3月になるとSNSで東日本大震災について触れたりするなど、日本にメッセージを送り続けてきた。

 東日本大震災が発生してから10年を迎えた2021年3月11日の今日、シンディは、10年前に地震が発生した時刻である日本時間の午後2時46分に合わせてツイッターを更新。

 日本に向けて「日本にいる友人たち全員のことを考えています。恐ろしい地震からもう10年が経過したなんて信じられません。あの悲劇のことは忘れません」とメッセージを寄せたシンディは、ローマ字で「ガンバレ(テ)」と日本語を綴り、「#進み続けて」と添えた。

レディー・ガガも日本にメッセージ

 東日本大震災から10年が経過したことを受けて日本にメッセージを送ってくれたのはシンディだけではなく、来日中に被災地のためのチャリティ・オークションを開催するなど、日本を支援し続けてきたレディー・ガガも今日、日本にメッセージを送っている。

 ガガは、ハートマークを添えた「Aishitemasu Japan(愛してます、日本)」というメッセージと共に動画を公開して、次のように語った。

「ハーイ、日本のみなさん、レディー・ガガです。ニュースで地震と津波の衝撃的な映像を見たのが、まるで昨日のことのようです。私に何かできることはないかと考え、あの日、何度も電話をかけたことを覚えています。何年にもわたって、日本の美しい都市の復興について見たり聞いたりしているうちに、みなさんのまっすぐな優しさと、お互いに愛を持ち接する姿に尊敬の念を抱くようになりました。そして、それは新型コロナウイルスによるパンデミックの中で、世界中で闘っている人々へも希望を与えていると思います。しかしながら、感情的にも精神的にもいまだに闘っている人が多くいることも想像できます。だから、これからもみんなで支えあっていきましょう。お互い優しく、愛をもって接してください。私はいつも日本とそしてより良い世界のために祈っています。新型コロナウイルスの影響でまだまだ大変な時代ではありますが、体に気をつけて。周りの人にも優しくしてあげてください。またすぐに日本に戻れる日を楽しみにしています」

(フロントロウ編集部)

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