『GoT』これまでに2作のスピンオフ
すでに2つのスピンオフドラマの制作が進行中の『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズだけれど、なんと、さらに3つのスピンオフドラマが制作進行中であると報じられた。
2011年に放送開始となったドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』は、2019年にその歴史に幕を下ろした。しかし現在、それよりも300年ほど前を舞台にしたターガリエン家栄光の時代を描く『House of the Dragon(ハウス・オブ・ザ・ドラゴン/原題)』の制作が進められており、キャストも続々と発表されている。
また、『ゲーム・オブ・スローンズ』よりも90年ほど前を舞台に、伝説的な「王の盾」の総帥であり、のちに“サー・ダンカン・ザ・トール”と呼ばれることになるダンクと、のちにエイゴン・ターガリエン5世として王位につくことになるエッグの冒険を描く『Tales of Dunk and Egg(テイルズ・オブ・ダンク・アンド・エッグ/原題)』の制作も進められていると見られる。
HBO、さらに3つの『GoT』スピンオフか
そんななか、さらに3つのスピンオフドラマのプロジェクトが進んでいると、米Deadlineが報じた。
1つ目のプロジェクトのワーキングタイトルは、『9 Voyages』。手掛けるのは、ドラマ『メンタリスト』や『GOTHAM/ゴッサム』のクリエイターとして知られるブルーノ・ヘラーで、コーリス・ヴェラリオン公をメインにしたものだという。コーリス・ヴェラリオン公は『House of the Dragon』にも登場する予定で、スティーヴ・トゥーサントが演じる。
2つ目のプロジェクトのワーキングタイトルは『10,000 Ships』で、ドーン半島に王国を築いた伝説の戦士、マーテル家のナイメリア王女についてだという。『ゲーム・オブ・スローンズ』よりも1,000年ほど前が舞台となり、これまでに発表されているプロジェクトのなかで最も古い時代になると見られる。
3つ目のプロジェクトは、キングズ・ランディングのスラム街として有名な“蚤の溜まり場”を舞台としたものだという。
『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズを制作・放送するHBOは、これらのプロジェクトについてコメントしていない。
『ゲーム・オブ・スローンズ』のスピンオフドラマは、過去に、ナオミ・ワッツ主演の『The Long Night(ザ・ロング・ナイト/原題)』がパイロット版制作まで進められたけれど、その後上層部からゴーサインが出ず、キャンセルとなった。 また、『ゲーム・オブ・スローンズ』に関しては、アニメーション版の計画もあると言われている。
HBOはそのクオリティに妥協を許さない姿勢のため、現在進められている各プロジェクトが今後どうなるかは確定していない。続報が待たれる。(フロントロウ編集部)