ブラッド・ピット、歯医者から車椅子で出てくる
日本の作家、伊坂幸太郎が2010年に発表した小説『マリアビートル』を原作としたハリウッド映画『Bullet Train(原題)』の撮影を行なっているブラッド・ピットが、米カリフォルニア州ビバリーヒルズにある医療施設から車椅子に乗って出てくる姿が目撃された。
Brad Pitt leaves medical center in a wheelchair post-dentist https://t.co/nPRf0V6Qq7 pic.twitter.com/PRQGyt0O17
— Page Six (@PageSix) April 16, 2021
この日、建物内にある歯科医院に出向いたブラッド。入っていくときは普通に自分の足で歩いていたのに、出てくるときは医療スタッフが押す車椅子に乗り、ボディガードにかいがいしく付き添われていたため、出待ちをしていたパパラッチたちも驚いてシャッターを切ったよう。
米Paige Sixが公開した写真と動画では、パーカーのフードを目深にかぶり、サングラスとマスクでガードしたブラッドが、ボディガードらの手を借りて送迎車に乗り込む様子が確認できる。
一体何が起きた?
関係者がPaige Sixに明かしたところによると、ブラッドはこの日、親知らずを抜歯したそう。
日本では歯医者に親知らずを抜きに行って、車椅子のお世話になるという状況はあまり聞いたことがないけれど、欧米では抜歯の際に局部ではなく全身麻酔をかけることがある。
おそらくブラッドも親知らずを抜くために全身麻酔をかけたようで、歩行がおぼつかなかったために車椅子を使った可能性が高い。
全身麻酔をかけると効果が切れるまで足元が不安定になるだけでなく、意識がもうろうとする場合も。
MCU(※)映画『スパイダーマン』シリーズに主演する俳優のトム・ホランドも、2017年に親知らずを抜いた際、全身麻酔がかかった意識がぼんやりとした状態で撮影した動画を公開しており、そこにはいつもの活発なトムからは想像もつかないほどフラフラとか弱い姿が映っていた。
※マーベル・シネマティック・ユニバース
親知らずというと、10代後半から20代で生え始め、痛みを感じて歯科医で抜歯をする場合が多い。でも、現在57歳のブラッドのように50代になってから生えてくる、もしくは痛みに悩まされるようになる人もいる。
我慢強い人は、つい痛みや違和感に耐えてしまいがちだけれど、放っておくと他の歯に悪影響を及ぼしたり、口腔内が不衛生になったりするので、主治医と相談して早めに抜歯したほうがいいと言われている。
アクション作品である『Bullet Train』では、スタントシーンの95%を自身でこなしたというブラッド。タフなイメージがあるだけに、車椅子に乗る姿には思わず心配になってしまったけれど、厄介な親知らずとおさらばしたことで、さらに撮影に集中できるはず。(フロントロウ編集部)