『スパイダーマン』最新作で新旧スパイダーマンはそろうのか?
トム・ホランドが主人公のスパイダーマンことピーター・パーカーを演じる、マーベルスタジオ製作/ソニー・ピクチャーズ配給による映画『スパイダーマン』シリーズ3作目の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(原題:Spider-Man: NoWay Home)』には、過去の作品に登場したヴィランたちがカムバックすることが伝えられており、さらに、サム・ライミ監督による『スパイダーマン』3部作でスパイダーマンを演じた俳優のトビー・マグワイアと、マーク・ウェブ監督が手がけた『アメイジング・スパイダーマン』とその続編でスパイダーマンを演じたアンドリュー・ガーフィールドも出演し、新旧3人のスパイダーマンが勢ぞろいするのではないかというウワサもささやかれている。
この説は、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の撮影にトビーとアンドリューのアクションシーンを担当したスタントマンたちが参加したという情報や、トビーの声のスペイン語吹き替えを担当した声優の証言から、ファンたちの間では有力視されているのだが、ここへ来て、アンドリューがこの件に反応した。
『アメイジング・スパイダーマン』アンドリュー・ガーフィールドがウワサに沈黙を破る
主演映画『メインストリーム』のプロモーションのためにポッドキャスト『Happy Sad Confused』に出演したアンドリューは、『スパイダーマ:ノー・ウェイ・ホーム』出演のウワサについて「(サプライズを)台無しにしたくはないんだけど…」と番組ホストが切り出すと、「台無しにするものなんて何もないよ! 」と笑いだしてしまった。
出演のウワサは「ぜんぶガセなの? 」と聞かれると、「クレイジーだよね。僕にとってはめちゃくちゃ笑えるよ。ツイッターとかでもしょっちゅう“スパイダーマン”がトレンド入りして、人々が大騒ぎしているのを見るけど、できることなら『ちょっと、みんな落ち着いて!』って言いたくなる」とコメント。
「自分以外のことは何も言えないけど、僕のところには電話はきていない。もしかしたら、彼らは何かしているかもしれないけど、僕のところには連絡はない」と、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の制作陣から出演オファーは来ていないことを示唆した。
Andrew Garfield is ready to talk about those rumors about his return as Spider-Man. You might be surprised to see what he has to say. Watch the full interview on the brand new #happysadconfused patreon! https://t.co/e84Wokl1SQ pic.twitter.com/Civpe3Am5p
— Josh Horowitz (@joshuahorowitz) May 4, 2021
「人狼ゲーム」みたいとアンドリュー・ガーフィールド
アンドリューは、人々から『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に「出るの⁉ 」「出ないの!? 」と聞かれる状況は、『人狼』や『マフィア』と呼ばれるゲームなど、プレイヤーの中から味方になりすましたウソつきを見つけ出すパーティーゲームに似ていると表現。
「僕は“人狼”じゃないんだって人々を説得しなくちゃいけない。でもみんな『君が人狼だろ! 』『人狼なんだろ! 』と言ってくる」とコメントした。
番組ホストが「ということは、現時点で君は次の『スパイダーマン』の映画には出演しないということでいいんだよね? 」と念を押すと、「えっと…僕はもうその答えを言ったよね? 僕のところには電話はかかってきていない。(もし出演するとしたら)もう連絡があってもいい頃だよね」「もしかしたら、これから電話がかかってきて『人々が望んでるんで…』って言われるかもしれないけど」笑いながら答えていた。
アンドリューの一連のコメントを受けて、彼の言葉を素直に信じる人もいれば、「彼が演技派の役者であることを忘れてはいけない」と、マーベルの厳しい緘口令を守り抜くためにシラを切っていると読む人たちもいる。
クリスマス目前の12月17日に米公開される『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。アンドリューとトビーが出演するかどうかというサプライズは、もしかしたら映画の公開まで尾を引くことになるのかも。(フロントロウ編集部)