「匂わせ」の名手テイラー・スウィフト
先月行なわれた今年のブリット・アワードでグローバル・アイコン・アワードを受賞するなど、長きにわたって世界中のファンたちにアイコンとして影響を与え続けているテイラー・スウィフトといえば、音楽のリリースなどに関して様々な仕掛けを張り巡らせる“イースターエッグの名手”であることは、ファンでなくても有名な話。
4月9日に再録版第1弾となるアルバム『フィアレス(テイラーズ・バージョン)』をリリースしたテイラーは、アルバムのファーストシングル「ラヴ・ストーリー(Love Story)」から早速ミュージックビデオなどにイースターエッグを散りばめたほか、アルバムリリース直後に人気トーク番組『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』にリモート出演した際には、早くも次の再録版アルバムのヒントを出したのではとも話題になった。
オリヴィア・ロドリゴがセカンドアルバムを匂わせ?
どうやら、そんなテイラーの“イースターエッグ好き”は、テイラーを“母”と慕う後輩アーティストにもしっかり受け継がれているようで、デビューアルバム『サワー』が2021年最高の初週売上で全米1位にランクインしたオリヴィア・ロドリゴが、そのデビュー作のプロモーションに早くも次回作のヒントを隠しているのではとファンの間で話題になっている。
ファンの間で囁かれているのは、オリヴィアが『Sweet(スウィート)』と題したセカンドアルバムを間もなくリリースするという説。最も注目を集めている説の1つは、コーディー・ジョナサンというTikTokerが唱えているもので、昔からオリヴィアのことをフォローしていると話すコーディーによれば、オリヴィアは昨年、多くのラブソングの存在を匂わせていたものの、『サワー』には主に失恋の曲しか収録されておらず、よりハッピーな曲を収録したセカンドアルバムをリリースするのではと考えているという。
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@codyjohnathan i cannot be the only one @livbedumb #oliviarodrigo #sour
♬ original sound - Cody Johnathan
それだけでは、1人のファンの希望的観測のようにも思えるけれど、オリヴィアが『サワー』のリリースにあたりコラボしたソフトグミキャンディー「サワー・パッチ・キッズ」のパッケージに“ヒント”と思われる文字が。そこには、「『サワー』、それから『スウィート』(SOUR THEN SWEET)」と書かれており、コーディーやファンは、『スウィート』が次回作のタイトルではないかと推測している。
一方で、日本語では「『酸っぱくて』それから『甘い』」を意味する「SOUR THEN SWEET」は、オリヴィアとコラボする以前から「サワー・パッチ・キッズ」のキャッチフレーズになっており、必ずしもオリヴィアの次回作のタイトルに結びついているわけではなさそう。
とはいえ、イースターエッグの名手であるテイラーのことを“母”のように慕い続けてきたことで知られるオリヴィア。近いうちにニューアルバム『スウィート』がリリースされる可能性も少なくはないかも。(フロントロウ編集部)