『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』に出演したラッパーのカーディ・Bが同作で演じたキャラクターについて初コメント。「あのビッチ(that bitch)」と表現した真意は? (フロントロウ編集部)

カーディ・B、『ワイスピ』で演じたキャラは…

 新型コロナウイルスの影響により当初の公開予定から1年以上遅れて劇場公開となるカーアクション映画シリーズ『ワイルド・スピード』(以下『ワイスピ』)の最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』。シリーズ第9弾となる同作の北米公開が間近に迫るなか、同作に出演したラッパーのカーディ・Bが自身が演じた“レイサ”というキャラクターについて公式YouTubeチャンネルで公開された特別インタビューのなかで語った。

画像1: カーディ・B、『ワイスピ』で演じたキャラは…

 カーディの出演が、『ワイスピ』シリーズの主人公ドミニク・トレットを演じる俳優のヴィン・ディーゼルの第3子ポーリーン(6)の提案により実現したという裏話は以前フロントロウでもお伝えしたが、自身のもとに欧米では『F9』というタイトルで呼ばれる新作への出演依頼が舞い込んだときのことをカーディーはこう振り返った。

 「ヴィン・ディーゼル本人から連絡がきて、ある役の話をされたんだ。私は、『あのワイスピだって!? 今すぐ飛行機に乗せて!』って大興奮しちゃった」。

画像2: カーディ・B、『ワイスピ』で演じたキャラは…

 二つ返事で出演を承諾したというカーディは、自身が演じたレイサについて「パワフルで強い女性を演じることができて嬉しい」と誇りに思っているとも明かし、「彼女はまさに“あのビッチ”だよ」と笑いながらコメント。

 明け透けな性格で口が悪いことで知られるカーディだけど、「あのビッチ(that bitch)」という言葉のチョイスは、カーディなりにレイサというキャラクターへの最大限の敬意を払ったもの。

 「bitch(ビッチ)」というスラングは、女性に対して侮蔑的な意味で使われることが多いワードだけど、「that(ザット)」をつけると「誰もがそうなりたいと憧れるあの女性」という意味になる。


『ワイスピ』出演は“フッド”にも希望を与える

 カーディは、自身の『ワイスピ』シリーズへの出演は、強い女性像のレプリゼンテーションだけでなく、生まれ育ったニューヨーク・ブロンクス地区に暮らす有色人種の人々にも希望を与えるはずだとも話す。

「リュダクリスやテゴ・カルデロン、ドン・オマールを『ワイスピ』シリーズで見たときのことを覚えてる。フッド(低所得者層地域)に希望を与えるよね」。

画像: 2020年1月に行なわれた『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』のスペシャルイベント「The Road To F9 Concert」でパフォーマンスを披露して会場を盛り上げたカーディ。

2020年1月に行なわれた『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』のスペシャルイベント「The Road To F9 Concert」でパフォーマンスを披露して会場を盛り上げたカーディ。

 本業はラッパーであり、シリーズ2作目からテズ・パーカーを演じているリュダクリスことクリス・“リュダクリス”・ブリッジスや、過去作にカメオ出演を果たした、自身と同じくプエルトリコの血を引くレゲトンシンガーのテゴ・カルデロンやドン・オマールの姿をかつて劇中で見て希望をもらった自分のように、現代映画界ではまだまだレプリゼンテーションが足りないといわれる地域出身の人たちにポジティブな影響をもたらすことを期待していると示唆した。

 ヴィンとの共演については、「ヴィンは本当に親切で、すごくクールな人。彼はみんなが安心できるように配慮してくれる」」「ただただスゴい人だよ」とベタ褒めだったカーディ。

 じつは、まだ『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』を観ていないといい、ツイッターを通じて「『ワイスピ』の9作目を観るのが待ちきれない。じつはまだ自分の出演シーンをチェックしてないんだ! でも映画館で観るのが醍醐味だよね。自分でも誇りに思ってる」とコメントしている。

 カーディが演じたレイサは、『ワイスピ』シリーズのフィナーレを飾る2部作として制作される10作目にも登場することをヴィン本人が米ET!とのインタビューで明かしている。11作目への出演の有無については明かされていないが、同作の監督を務めるジャスティン・リンも、カーディーは「現場に姿を現した瞬間からワイスピ・ファミリーの一員」「また一緒に仕事がしたい」と絶賛している。

 おなじみのファミリーの面々や過去の作品に登場したヴィラン、新キャラクターたちにくわえて、カーディのほかにもラテン音楽界を牽引するトップシンガーのオズナ(OZUNA)も出演する『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』。日本では8月6日に公開予定。(フロントロウ編集部)

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