『セックス・アンド・ザ・シティ』続編の新キャストがお披露目
1990年代後半から2000年代にかけて米HBOで放送された大ヒットドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』(以下『SATC』)と、続編映画2作のその後を描くHBO Maxの新ミニシリーズ『And Just Like That...(アンド・ジャスト・ライク・ザット/原題)』。
2022年の上半期中の配信を予定している同作には、オリジナルシリーズの人気キャラクターだったサマンサ役のキム・キャトラルは出演せず、50代を迎えたサラ・ジェシカ・パーカー演じるキャリー、シンシア・ニクソン演じるミランダ、クリスティン・デイヴィス演じるシャーロットが、30代よりもさらに複雑化した現代を生き抜く様子が描かれる。
これまでの『SATC』シリーズに不足していると指摘されてきた多様性や包括性をより意識した作品となると、以前から制作陣が念押ししている同作。5月には、ドラマ『グレイズ・アナトミー』などで知られる俳優のメキシコ出身の俳優サラ・ラミレスが「ノンバイナリー(※)でクィアのスタンダップコメディアンで、サラ演じるキャリーが頻繁に出演する人気ポッドキャストの司会を務めている」という設定の新キャラクター、“チェ・ディアス”役に抜擢されたことがアナウンスされた。
※ノンバイナリーとは、女性または男性のどちらかだけに分類・限定されないジェンダーのこと
『And Just Like That...』には、キャリーたちの友だちの輪を広げるキャラクターとして、あと3名のキャストが追加されることも発表されていたが、ついに、その3名が明らかになった。
キャリーたちの友だちの輪に加わる3人のキャラクター
キャリー役のサラが「豊富な才能とユーモアと興奮を私たちの作品にもたらしてくれる、素晴らしい俳優たちと仕事をするのが本当に楽しみで待ちきれない! 」というコメントとともにインスタグラムを通じて紹介したのは、リサ・トッド・ウェクスリー役のニコール・アリ・パーカー、シーマ・パテル役のサリタ・チョウドリー、ドクター・ナイア・ウォレス役のカレン・ピットマンの3人。
ニコール・アリ・パーカー
サリタ・チョードリー-
カレン・ピットマン
ドラマ『Empire 成功の代償』などへの出演で知られるニコールとドラマ『ザ・モーニングショー』に出演するカレンは黒人の血を引くアメリカ人、ドラマ『HOMELAND』や『リトル・ファイアー〜彼女たちの秘密』に出演したサリタはベンガル人の父親を持つイギリス人と、いずれも非白人の俳優が顔をそろえる。
それぞれ具体的な役どころは明かされていないものの、リサ役のニコールはニューヨークで始まっている『And Just Like That…』の撮影現場ですでにその姿が目撃。キャリー、ミランダ、シャーロットの3人がブランチをするシーンに加わる様子が確認されている。
『And Just Like That…』の撮影は連日順調に進められており、お馴染みの3人がスタイリッシュな衣装に身を包んでセット入りする様子やスタンフォード役のウィリー・ガーソンの姿も見かけられている。
オリジナルシリーズのキャストたちのカムバックにくわえて、個性豊かな顔ぶれが加わる『And Just Like That…』。日本上陸の報せに期待! (フロントロウ編集部)