プロが教える、眉メイクが濃くなる原因
メイクの中でも難易度が高い眉メイクは、左右の角度や太さに差が出るなど何かと失敗しがち。なかでも多いのが、眉毛だけが浮いて見えるほど極端に濃くなること。
そんな失敗は、眉メイクのよくあるNG行為が原因になっていることが多いという。濃すぎる眉メイクを招く、3つのNG行為をご紹介。
暗すぎるカラーの眉コスメを選ぶ
多くのプロがよくあるNG行為として明かすのが、実際の眉毛よりも暗すぎるカラーの眉コスメを選ぶこと。
NYにあるアイブロウスタジオのヒバ・カピルは、「眉コスメの色選びに失敗しているせいで、不自然に見えている人が多い」と話し、とくに実際の眉毛の色よりも暗すぎるカラーを選ぶと濃く見えがちだと指摘。これを防ぐため、眉毛のカラーよりも1~2トーン明るいものを選ぶと、濃くなりすぎず自然に仕上がると明かした。
メイク前に眉をブラッシングしない
眉毛のメイクをするときに事前にブラッシングをしないことも、不自然に濃い仕上がりを招くNG行為。
セレブを手掛けるメイクアップアーティストのリサ・アハロンによると、ブラッシングせず眉の毛流れが整ってない状態で眉を描くと、実際には眉毛がある部分にも書き足すことにつながるため、結果的に濃く仕上がってしまうのだという。一方、事前に毛流れを整えてからメイクをすると、毛の多い部分と少ない部分を正確に見極めることができるので、必要以上に濃くなりにくいそう。眉メイクの前にブラッシングをしていないという人は、ぜひ取り入れるようにしてみて。
眉頭を描きすぎる
シンガーのビヨンセなど多くのセレブに愛されるメイクアップアーティストのサー・ジョンが指摘するNG行為は、眉頭付近をしっかり描きすぎること。
サー・ジョンは、「眉頭のメイクが薄いかどうかが、自然に見える眉メイクのカギなんだ」と話し、眉頭を塗りつぶしたり濃く描いたりするのは避けるようアドバイスした。眉頭が濃くなるのを防ぐには、薄い毛を1本1本描くように描き、物足りないと感じたらほんの少し足す程度にすることがポイントで、これを心がけるだけで眉毛が濃く見えず自然な仕上がりになるという。
【おまけ】失敗してしまったときは?
どうしても眉メイクが濃くなってしまったときには、簡単に修正するテクニックもある。メイクのプロが勧めるのは、スクリュータイプブラシで軽くブラッシングしてぼかすこと。
サー・ジョンによると、スクリュータイプの眉毛用ブラシには、パウダーをほどよくぼかして眉毛に付着したコスメを軽く落とす効果があるため、メイクをした上からブラッシングするだけで薄くすることができるという。ちなみにスクリューブラシがない場合は、清潔な歯ブラシを使用してもOK。
それでもまだ濃く感じるときや、形自体を修正したいときにはクレンジングを浸した綿棒で眉の周囲を注意深くなぞるようサー・ジョンはアドバイス。そうすることで、はみ出た部分や太い部分を微調整できるという。
眉メイクが濃くなりすぎる人は、プロのアドバイスを参考に今一度自分のメイク法を見直してみて。(フロントロウ編集部)