オリヴィア・ロドリゴが名声とのバランスの取り方を語る
今年1月にリリースしたシンガーとしてのデビューシングル「drivers license」が、いきなり全米シングルチャートで8週連続で1位を獲得するという大ヒットとなり、以来、飛ぶ鳥を落とす勢いでスターへの階段を上っているオリヴィア・ロドリゴ。
先月開催されたMTVビデオ・ミュージック・アワード(MTV VMA)では、デビューから約8ヶ月しか経っていないにもかかわらず今年の最多タイ受賞者になるなど、瞬く間にシーンを代表するアーティストとなったオリヴィアが、シンガポール版Vogueとのインタビューのなかで、名声やメンタルヘルスとの向き合い方について語った。
インタビュアーから、急速に名声を得た現在の状況でどのようにメンタルヘルスと向き合っているかについて訊かれると、「私は、一度に進むのは一歩ずつという風にしている」と、少しずつ環境に順応しようとしているとしつつも、「メンタルヘルスにとってはツラい時もあるんだけどね」とオリヴィア。
名声を得たことで周囲からの見られ方が変化したなかでも、オリヴィアは「ありのままの私を好きでいてくれる人や、あらゆる雑音やタブロイド、ソーシャルメディア上の私についての発言などから私を切り離してくれる人たちに感謝してる。私にとってはそれが一番大切なこと」として、今でも名声得る前と同じように接してくれる人たちを大切にしていると語った。
自分を支えてくれる人を大切にしているとオリヴィア・ロドリゴ
同じインタビューのなかで、オリヴィアは「名声に関して最も興味深いと思ったことは?」という質問にも答えており、「誰が心から私を応援してくれていて、誰がそうじゃないかが分かったこと」と回答している。
「急速に名声を得ると、周囲の人たちを怖がらせてしまうことがあって、その人たちの感じ方を変えてしまいかねないということ。そのことを学べたのは興味深かった」と振り返った。
ちなみに、オリヴィアは以前、ディズニーの先輩にもあたるシンガーで俳優のセレーナ・ゴメスからメンタルヘルスに関するアドバイスをもらったことを明かしており、「セレーナは私にメンタルヘルスを優先することの大切さを教えてくれた。そのことについては、この業界においてとても大切なことだと私自身も思っているの。私たちはものすごく若い時期から脚光を浴びることになったわけで。それって精神的にものすごく大変なことだし、あらゆる奇妙な問題を引き起こすことになる」と、日頃からメンタルヘルスを大切にするようにしていると語っていた。(フロントロウ編集部)