※この記事には、『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』シーズン17のネタバレが含まれます。
打ち切りの危機から脱出!『グレイズ・アナトミー』
『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』は、シアトルの大病院で働く外科医たちの日常を描き出す大人気医療ドラマ。2005年に米テレビ局のABCでシーズン1が放送されて以降17シーズンにわたって続いているご長寿ドラマで、日本では『グレアナ』という愛称で親しまれている。
一時は新型コロナウイルス感染拡大の影響により制作に遅れが生じ、ABCでナンバーワンの視聴率を誇るにもかかわらずシーズン17で打ち切りとなる可能性もささやかれていたが、現在はその危機から脱して無事2021年9月30日よりシーズン18の放送が始まっており、毎週1話ずつ放送される予定。
ちなみに6月に全米で最終回を迎えたシーズン17は、他のシーズンよりも少ない全17話となり、日本では現在WOWOWにて放送中。
そんな『グレイズ・アナトミー』シーズン18について現在わかっていることをご紹介!
アディソン・モンゴメリー役ケイト・ウォルシュが再登場
シーズン17では、デレク・シェパード役のパトリック・デンプシーやジョージ・オマリー役のT・R・ナイトをはじめとする懐かしのキャストがカムバックし話題となった。
シーズン18でもデレクの元妻で産婦人科医のアディソン・モンゴメリーを演じたケイト・ウォルシュと、メレディスの母親エリス役のケイト・バートン、シーズン14で初登場したミーガン・ハント役のアビゲイル・スペンサーが再登場することが決定しており、往年のファンの期待が高まっている。
また、シーズン14に登場したスコット・スピードマン演じる移植外科医のニック・マーシュもカムバック。シーズン18ではレギュラー出演することから、新たな恋が始まるのではとささやかれている。
ちなみに、人気が高いキャラクターの一人であるクリスティーナは、今後シリーズにはカムバックしないことがクリスティーナ役のサンドラ・オー本人の口から明かされている。
シーズン18がフィナーレになる可能性は!?
シーズン18の放送決定や新たなキャスト発表で盛り上がる一方、シーズン1からずっと主演を務めてきたエレン・ポンピオは、“俳優業はもうやり切った”と、引退宣言をほのめかしている。
現在51歳のエレンは、ポッドキャスト『Ladies First With Laura Brown』に出演し「もう二度と演技をしないとは言わない」としつつ、「やるかもしれないけど、俳優のキャリアを続けることに大きく期待していない」とコメント。
そして、「現段階では、起業家精神にあふれている。ビジネスに投資したり、ビジネスを始めたりすることが楽しみなの。自分の頭を別の方法で使うことにワクワクしてる」と、俳優業から離れるつもりであることを明かした。
エレンは『グレイズ・アナトミー』シーズン17の人気が非常に高かったにもかかわらず、シーズン18のために契約更新することを渋っていたという。ショーの脚本家によると、シーズン18への更新がなかなか決まらなかった段階では、シーズン17が『グレアナ』の最終シーズンになることも考えながらストーリーを作っていたと米THRに明かしていた。
2021年5月に更新された契約では、“少なくともあと1年間は同じ役を演じ続ける”ことしか発表されなかったため、今後も『グレアナ』シリーズが続くかどうかについては明らかになっていない。
米ABC エンターテイメントの社長であるカレイ・バークは「『グレイズ・アナトミー』は、エレンがメレディス・グレイを演じることに興味を持っている限り存続する」と米Deadlineに語っている。
『グレイズ・アナトミー』シーズン18でメレディスの恋はどうなる?
エレン・ポンピオ演じるメレディスは、シーズン17で新型コロナウイルスに感染し生死の境をさまよい、ほとんど寝たきりの常態だった。シーズン18ではそんな死の淵から見事生還を果たした後のことが描かれる。
『グレイズ・アナトミー』といえば、医師たちの複雑な恋愛事情が定番だが、シーズン18のエグゼクティブプロデューサーであるメグ・マリニスによると、新型コロナから復活したばかりの彼女にとって仕事への復帰は、亡き夫であるデレクとのロマンスに匹敵するほど大きなことであり、新たな恋については「積極的に求めているとは思えない」という。いまのメレディスは、恋愛というよりはキャリアと家族を優先している常態だそう。
そう言いつつもメグは「だからといって、それ(新しい恋)の方から彼女の元にやってこないということでしょうか?」と、新たな恋の予感をにおわせた。
紆余曲折を経ての放送となった『グレイズ・アナトミー』のシーズン18。新型コロナウイルスという時事ネタも取り入れつつ、衰えない人気で海外ドラマ界に存在感を示し続けている。日本での配信、放送は今後決定する見込み。(フロントロウ編集部)