海外でトレンド入りし、日本でも注目度が高まっているハーブ「アシュワガンダ」を知っている? ストレスや不安に対処するのを助けてくれるというアシュワガンダの秘密に迫る。(フロントロウ編集部)

今話題のハーブ「アシュワガンダ」

 ここ最近人気が上昇しているのが、心と体のストレスに着目した製品やサービス。現代社会にはストレスが多いうえ、新型コロナウイルスの流行による生活様式の変化などによって、ストレスや不安、睡眠についての悩みを抱えている人が増えているという。

画像: 今話題のハーブ「アシュワガンダ」

 そんななか話題を呼んでいるのが、ストレスに対する抵抗力を高める力を持つ「アシュワガンダ」。アシュワガンダとは、インドなどに自生するナス科の常緑低木の成分でつくったハーブのこと。古くからアーユルヴェーダの治療で使われてきた歴史があり、ストレスに働きかけるハーブなどの総称である「アダプトゲン」の一種としても知られている。

 アメリカでは、大手スーパーマーケットのWhole Foodsが2017年の注目トレンドとして予想したことがきっかけで年々注目度が高まり、昨年から今年にかけて本格的なトレンドに。アシュワガンダの製品が続々と登場し、話題となっている。そしてここ日本でも徐々に知名度が高まっている。

 そんなアシュワガンダは、セレブ界きってのヘルス通として知られるグウィネス・パルトロウが何年も前から愛用。2017年には、毎日スムージーにアシュワガンダを入れて飲んでいると米Style casterで明かしていて、その後も多くのインタビューでお気に入りであることを公言。ほかにも、ドラマ『フレンズ』でおなじみのジェニファー・アニストンやメーガン妃もアシュワガンダを欠かさず取り入れているそう。

 アシュワガンダはなぜ海外でこれほど人気を集めているのか、そのワケを詳しくご紹介。

アシュワガンダはどうストレスに働きかけるの?

 ストレスというのは基本的に目に見えないため、ストレスに働きかけると聞いてもイマイチ想像がつきにくいけれど、アシュワガンダがアプローチするのは通称ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」。

 コルチゾールとは、体がストレスを感じた時に脳から指令が出て放出されるホルモンの一種。このホルモンが分泌されること自体は人間の自然な現象であるものの、慢性的に過度なストレスを受け続けると、その分泌量が過剰に増加してしまい、睡眠の質の低下や不安にもつながることが分かっている。このコルチゾールのレベルを調節してくれるのが、アシュワガンダ。

画像1: アシュワガンダはどうストレスに働きかけるの?

 自然療法医のエリー・ハインツェ医師は、「アシュワガンダはコルチゾールのバランスを整えることで、ストレスへの抵抗力を高める手助けをしてくれる。これによってストレスの軽減と精神的な安定、集中力の向上などが見込める」と米Byrdieで説明した。

 実際にアシュワガンダに関する研究は数多く行なわれていて、Indian Journal of Psychological Medicineに掲載されたプラセボ対照試験では、アシュワガンダを取り入れた人はそうでない人にくらべてストレス尺度のスコアが低かったことが分かっている。同じ実験では、アシュワガンダを取り入れた人の方がそうでない人にくらべてコルチゾールのレベルが低かったという研究結果も出ている。

画像2: アシュワガンダはどうストレスに働きかけるの?

 ちなみにアシュワガンダの働きにはストレスに関するもののほか、筋力の向上や睡眠の改善、女性の性欲改善、血糖値の低下などさまざまな働きが期待できるそう。

オススメの取り入れ方や副作用は?

 とくに海外では、アシュワガンダを配合したたくさんのタイプの製品が登場しているけれど、多くの専門家が進めているのがサプリメントかパウダーで取り入れること。ちなみにパウダーのタイプは、スムージーをはじめ色んな飲料に加えて飲むことができる。

 そしてアシュワガンダを取り入れるときに注意したいのがその副作用。ニューヨークで会員制医療を提供する医師のジャクリン・トレンティーノ医師は、「アシュワガンダはほとんどの人にとって安全であり、忍容性も高い」としながらも、人によっては強力なものになってしまう可能性もあると説明。特定の薬を服用している場合、または特定の病状の治療を行なっている場合は禁忌になってしまうこともあるため、使用前には十分に調べるようアドバイスした。

 国内外で注目されるハーブ「アシュワガンダ」。日本でもサプリメントやパウダーは購入できるので、気になる人はチェックしてみて。(フロントロウ編集部)

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