ウーバーイーツのチップ制度
家にいるだけで美味しい料理を届けてもらえるのが楽すぎる!
サービスを利用する多くの人を、そんな気持ちにさせて人気を高めているフードデリバリーサービスのウーバーイーツは、日本でもここ数年で急激に利用する人が増加。だからこそ、四角いデリバリー用バッグを持った配達員が、自転車で街行く姿もよく見る光景となっている。
道が混むなか、天気が悪いなか、時間が遅いなか、荷物を運んできてくれた配達員に感謝の気持ちを示したい。そんな考えを持つ人なら、“チップ”を払うか迷ったことがあるのでは?
チップは全額配達員に支払われる?
ウーバーイーツが生まれたアメリカでは、レストランなどで自分のテーブルを担当した店員や、ホテルなどで自分や自分の部屋を担当した従業員に直接お金を渡すチップの文化は普及している。しかし日本で生まれ育った人にとっては馴染みのないもの。そのため、ウーバーイーツが日本で利用できるようになってからもチップの支払いはなかったが、2020年についに導入された。
チップの支払いは強制ではないが、ウーバーイーツのアプリでは、注文料金の5%から20%が表示され、計算しなくてはいけないという面倒くささはない。さらに自分で金額を指定することも可能。
そのため、チップデビューしてみようかと考える人は少なくないと思われるが、多くの人が気になることが。それは、チップは配達員に全額支払われるものなのか? チップは配達手数料やサービス料とは違うものなのか? ということ。
そしてその答えは、チップは全額配達の手に渡る!
ウーバーイーツには、サービス料と配達手数料があり、注文の最後に料理の代金に追加される。サービス料と配達手数料はチップと違い、配達員の報酬にはならないが、チップはそっくりそのまま配達員に支払われる。
ウーバーイーツが配達員に対して行なったアンケートでは、配達員はこのようなことに気を使っているそう。
・移動中に料理が動かないように隙間を埋める
・汁物の商品が傾かないように吊り下げる
・でこぼこ道や段差のあるルートを避ける
・姿勢に気をつける
・商品をさらに包む
・保冷・保温バッグや保冷剤を追加
・ドリンクホルダーも追加
・熱さ対策
・安全運転
毎回でなくとも、感謝の気持ちにチップを払ってみては?
ちなみに、チップの文化が根づいているアメリカでウーバーイーツ配達員として働く人物は、なんと約2万2,000円のチップを受け取ったことがあるそうで、「この人に長いメッセージを書いて、これが自分にとってどれだけ意味のあることかを伝えられたらいいのに。配達員にチップを渡すすべての人、ありがとう!」とコメントしていた。
(フロントロウ編集部)