キアヌ・リーブスが、28年前に死去したリヴァー・フェニックスについて思いを語った。(フロントロウ編集部)

悲しみを経験してきたキアヌ・リーブス

 ハリウッドの最前線で何十年と活躍し続けるキアヌ・リーブスは、過去に辛い別れを何度か経験している。

 1999年には、当時の恋人との間の子が死産となった。さらにその2年後には、その恋人が交通事故で死去してしまう。そしてキアヌは、その6年前には親友の1人を亡くしている。

 それは、俳優のリヴァー・フェニックス

画像: ⒸNEW LINE CINEMA

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キアヌの心の中にいるリヴァー・フェニックス

 映画『スタンド・バイ・ミー』や『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』で知られるリヴァーは、1993年10月に突然倒れ、23歳で死去。

 キアヌとリヴァーは、リヴァーの当時の恋人を通じて知り合ったと言われており、1990年の映画『殺したいほどアイ・ラブ・ユー』と1991年の映画『マイ・プライベート・アイダホ』でも共演。2人とも音楽への情熱が大きく、性格も似たタイプだったことで、俳優としてだけでなくプライベートでも親しかった。

 そんな親友の死から28年。キアヌが米Esquireのインタビューで、リヴァーについて話す場面があった。

 彼について、「He is」と、現在形の文章で話し始めたキアヌ。それは彼にとって自然に出てきた言葉だったようで、こんな思いを続けた。

 「彼は…。彼について過去形で話すのは変な感じがする。彼について過去形で話すのは嫌いだ。だからいつも現在形にしてる。彼は非常に特別な人だった。オリジナルで、ユニークで、賢く、才能があり、激しくクリエイティブだった。思いやりがあった。勇敢だった。そして面白かった。そして暗かった。そして明るかった。彼と知り合えたことは素晴らしいことだったよ。刺激を与えられた。彼が恋しいね」

 約30年が経った今でも、リヴァーはキアヌの心の中に生き続けていることが分かる。リヴァーとキアヌは音楽活動をしていたが、キアヌは最近では詩集も発表している。だからなのか、キアヌはリヴァーについて語る時、少し詩的な口調になる。2019年の米Peopleによるインタビューでは、キアヌはリヴァーについてこう語っていた

 「リヴァーに出会ったことは、運命だったよ。人としても、アーティストとしても。賢さや好奇心、機知とユーモアの中にある彼の寛大な心や輝く魂は、インスピレーションを与えていた。彼は哀しみを抱えているように見えた。彼は世俗的なものやそれを超えたものに対して、哀しみを抱えているように見えた。そしてそれを積極的に変えたがっていた。会話や曲、彼が演じた役柄、彼が語った物語、彼の友人たちや家族、彼の活動、彼の愛を通して。彼はそこにいた。彼は挑戦した。挑戦していた。並外れて美しい魂。光」

(フロントロウ編集部)

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