『ハリー・ポッター』でドラコ・マルフォイを演じたトム・フェルトンが初めて自分の人気を実感したという、日本での思い出を振り返った。(フロントロウ編集部)

自分の人気に気がつくのが遅かったトム・フェルトン

 2001年11月に1作目となる映画『ハリー・ポッターと賢者の石』が公開されてから今月で20周年を迎えた映画『ハリー・ポッター』シリーズ。完結作となる8作目の映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2』が2011年に公開されてからは10年が経ったが、シリーズは今でも根強い人気を誇っており、2022年1月1日には、米HBO Maxで20周年を記念した特番が放送されることも決定している。

 『ハリー・ポッター』シリーズは、全世界に“ポッタリアン”と呼ばれる熱狂的なファンがいることで知られ、もちろん、映画版でキャラクターを演じた俳優たちにも根強いファンがいる。

 演じたのがメインキャラクターであればなおさら多くのファンがいるわけだが、メインキャラクターであるドラコ・マルフォイを演じたトム・フェルトンが自分にも多くのファンがいるのに気がついたのは、意外にもかなり遅いタイミングだったという。

画像1: ©︎WARNER BROS. PICTURES

©︎WARNER BROS. PICTURES

トム・フェルトンが日本で圧倒された経験を振り返る

 トムが英Square Mileとのインタビューで語ったところによれば、彼が自分の大人気ぶりを初めて実感したのは、2009年に6作目の映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の公開時にプロモーションで日本を訪れた時だったという。

画像: トム・フェルトンが日本で圧倒された経験を振り返る

 それ以前までは、主にプロモーションに参加していたのはハリー役のダニエル・ラドクリフ、ロン役のルパート・グリント、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンの3人で、トムは大々的なプロモーションに参加したことがなかったそうで、それまでは「正直、学校では誰も(僕が有名人であることを)気にしていなかったよ。僕は記者会見とかに一切参加していなかったからね」とトム。

 「ダニエルやルパート、エマといったメインの人たちが、全部を請け負ってくれていたんだ。1作目や2作目はそこまでではなかったけど、3作目や4作目が公開される頃には、大勢の人たちが彼らのことを見ていた。当時僕は世界を売り歩かされていなかったんだ」と続けて語り、メインの3人の人気は凄まじかったものの、自分がそこまでの人気を実感することはなかったと明かした。

 そうしたなか、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を公開するにあたり、「ダニエルやルパート、エマで世界中を回ることはできないという状況になってね。他の人たちが参加しなければいけなかった」そう。

 そこで白羽の矢が立ったのがトムだったそうで、日本でのプロモーション担当に抜擢。その時に初めて自分の人気ぶりを目の当たりにしたとして、当時を次のように振り返った。「日本へ行って空港に集まった大勢の人たちを見た時には、『冗談だろ。マジかよ!』って思ったよ」。

画像2: ©︎WARNER BROS. PICTURES

©︎WARNER BROS. PICTURES

 日本に来たことでようやく自分の人気ぶりを実感できたというトム。ちなみに、ハリー役のダニエル・ラドクリフも最近、日本のポッタリアンに会った時の印象的なエピソードを明かしており、日本の女性ファンとの忘れられない体験について語っている。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.