『ワイルド・スピード』のヴィン・ディーゼル&ポール・ウォーカー
映画『ワイルド・スピード』は、日本では『ワイスピ』という愛称でも親しまれている大人気カーアクションシリーズ。2001年に第1作目が公開され、2021年までに9作品が公開されている。
そんな本作で主演を務めているヴィン・ディーゼルと、2013年に不慮の事故で亡くなったポール・ウォーカーは、映画の中ではもちろん、プライベートでも非常に仲が良かったことで知られている。
ポールの娘であるメドウ・ウォーカーは、ポールの死後もヴィンと家族ぐるみのつき合いをしており、自分の結婚式では父親の代わりにヴィンとともにヴァージンロードを歩いた。
しかしポールは生前、米Contact Musicとのインタビューで、実はヴィンとはあまり性格が合わなかったと語っていた。
まるで水と油のように正反対な性格だった2人
「ヴィンと僕は東海岸と西海岸が出会ったような感じで、人生に対するアプローチの仕方が違うんだ」と、互いの性格が全くの正反対だったことを明かしたポールは、それでも映画が成功したのは2人が「非常に異なっていた」が故であると語った。
続けて、「今でも彼の頭をかち割りたいと思う日があるから、僕らが必ずしも二人三脚で行けているかどうかは分からない!でも、彼も僕を見て、僕の頭をかち割りたくなる日があると思う」と言い、「一方で、彼は僕を見て『なあ、俺はもっとお前みたいになりたいよ』と言う日もあって、僕は『くそ、僕だってもっとお前のようにもっとなりたいよ!』と思う」と、まるで青春映画のような秘話を告白。
映画の中でも元犯罪者と覆面捜査官という正反対の立場で、性格も違っていた2人だが、その違いがあったからこそ『ワイルド・スピード』という大ヒットシリーズが生まれたのかもしれない。(フロントロウ編集部)