43歳で出産したダイアン・クルーガー
映画『イングロリアス・バスターズ』や『355』などで知られる俳優のダイアン・クルーガーは、ドラマ『ウォーキング・デッド』のダリル役で有名なノーマン・リーダスとともに、3歳の子を育てている。
2015年に映画『Sky(原題)』で共演した2人は、2017年に交際が明らかに。2018年に子どもが誕生し、2021年に婚約した。
ダイアンは2001年から2006年まで、フランス人俳優のギヨーム・カネと婚姻関係にあり、2006年から10年間はカナダ人俳優のジョシュア・ジャクソンと交際していた。しかし2人との間に子供はなく、42歳で出産したノーマンとの子供が彼女にとって第1子。
出産から数カ月後には、鍛え上げられた腹筋の写真に、「見せつけてるって?うん、そうだよ!だって前のような腹筋を取り戻すために頑張ったんだから。子供を産んでから、もう前のような体を取り戻すのは無理だと思った。とくに私の年ではね」というコメントを添え、高齢出産を経てなお、体型を戻すと選んだことを報告していた。
身体的に大変であることを口にしたダイアンだったが、40代で子供を持ったことには満足しているよう。英Sunday Telegraphで、30歳で子供を持たなくて良かったと感じていると話した。
「30歳で子供を持たなくて良かったです。(もし30歳で子供を持っていたら)諦めなくてはならなかった全てのことを思って、絶対に腹が立っていたと思います。そして今なら喜んで諦められるから。すべてのパーティーに行き、行きたかった国に全部行った。だから今は100%準備万端で、子供に注意を注ぎたいと思えます。でも30歳の頃は、きちんとは準備できていませんでした」
子供を持つことは気軽なことではない
少しでも目を離したら命を落とす危険さえある子供を育てることは簡単なことではなく、子供が生まれてからは生活が激変することは避けられない。
子供を持たない選択をする人もいれば、子供を持つための心の準備が整う時期は、20代であったり30代であったり40代であったりと、人それぞれ。また、社会の状況や、自分の仕事の状況も人生におけるそれぞれのステージでの決断に大きく影響する。
ダイアンのように、自分の準備ができてから子供を授かることができて良かったと話す女性は多く、43歳で第1子を出産したエヴァ・ロンゴリアや、37歳で第1子を出産したジュリアン・ムーアなどが、家族や子供を持つことについて思いを語ってきた。
ちなみに、母親となったダイアンは、2022年2月に公開される映画『355』の撮影で感激したことがあったと言い、「この映画で素晴らしかったのは、私たちの多くが母親だったこと。撮影現場に子供を連れてくることを許可され、子供用のトレーラーも用意されていた。プロデューサーが子持ちの女性であることを感じられる、素敵なことだった」と振り返っている。
(フロントロウ編集部)