NASA支援のもと英エンタメ会社が宇宙に映画スタジオ
これまでフロントロウ編集部でもたびたびお伝えしてきたトム・クルーズの“宇宙映画”計画に続報。なんと、英国のエンタメ会社であるスペース・エンターテインメント・エンタープライズ(SEE)が、2024年に宇宙空間に制作スタジオを設立中であるという。
トムが宇宙での映画撮影をすると発表したのは2020年5月ごろ。NASA(アメリカ航空宇宙局)の全面協力のもと映画が作られることになり、世間を驚かせた。
監督を務めるのは、映画『ジェイソン・ボーン』シリーズや『Mr.&Mrs. スミス』、『ジャンパー』などの人気アクション映画を手掛けてきたダグ・リーマン。本作はまだ計画段階のため、あらすじやトムと監督以外のキャストとクルーの情報は全て明かされていない。
そんな計画を後押しするように、作品の制作に携わっている英エンタメ会社スペース・エンターテインメント・エンタープライズが、2024年、国際宇宙ステーションに映画スタジオやスポーツアリーナを備えたモジュールを接続すると発表。
米Varietyによると、「SEE-1」と呼ばれるそのモジュールが稼働すれば、テレビや映画の制作ができるだけでなく、音楽イベントやスポーツなども開催でき、それらを撮影しライブ配信することもできるようになるという。
実際にこのモジュールを建造するのは、2年前にNASAから国際宇宙ステーション初の商用モジュールの建造を受注したAxiom Space(アクシオム・スペース)。現在、SEEとAxiomは施設建造のための資金調達をしている。
ちなみにトム&リーマン監督は2022年後半から国際宇宙ステーションで映画の撮影を開始する予定。今後「SEE-1」が完成したら、そちらでも撮影が行なわれるかもしれない。(フロントロウ編集)