キアヌ・リーブスが演じる予定だったバカルー・バンザイ
映画『マトリックス』や『ジョン・ウィック』、『ネオン・デーモン』など、数多くの作品に出演してきたキアヌ・リーブス。出演をオファーされた作品に対してあまり選り好みをするイメージはないが、『スピード2』といった出演が叶わなかった作品もあり、すべてのオファーを受けているわけではない。
さらに、映画制作では計画自体がとん挫することもあり、キアヌがノリ気であっても作品が完成しないことも。そして過去には、あの作品にキアヌが主演する計画も進んでいたよう。
監督で俳優のケヴィン・スミスは、自身のポッドキャスト番組『Fatman Beyond』のなかで、過去にAppleと進めていたというプロジェクトについて、詳細を振り返った。
その作品とは、1984年にピーター・ウェラーが主演し、ジェフ・ゴールドブラムやクリストファー・ロイドらも出演したカルト映画の名作『バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー』のリメイク!
『ロボコップ』の主演としても有名なピーターが演じたバカルーは日本人の父とアメリカ人の母を持つキャラクターであるため、中国系アメリカ人の父とイギリス人の母を持つキアヌも合うところ。
とはいえ、プロジェクトはその後、実写からアニメシリーズへ変更され、そして中断。しかしケヴィンはキアヌとZoom会議までしていたという。
「Appleと一緒に長いことやっていたんです。最後のやつは…、今なら言って良いと思うんだけど、バカルー・バンザイの実写版のプロジェクトに何年も関わっていたんです。そしてその後、それはアニメシリーズの話になりました。Appleと話していたのはそれで、Zoomもしたんです…。
トラブルに巻き込まれないと確認したいが、ネオと1対1で直接Zoomをしましたよ。キアヌ・リーブスです。彼は本当に素敵な人。なんて良い人なんでしょうね。本当に可愛らしい。彼は、“バカルー・バンザイ…。これは楽しくなるでしょうね”と言っていました。クレイジーな経験で、彼はちょっとの間参加してくれました。私たちのバカルー・バンザイになり、アニメシリーズで私たちのバカルー・バンザイの声を演じてくれるために」
ちなみに、ケヴィンは過去に、キアヌのためにバカルー・バンザイの物語を書きたいとも話していたため、実写であってもアニメであっても、キアヌに主演してほしいと願っていたよう。
(フロントロウ編集部)