「キアヌ・リーブス良い人伝説」に新たなページが追加された。(フロントロウ編集部)

20年前から優しいキアヌ・リーブス

 数十年と“良い人エピソード”が増え続け、現在では「リスペクト・キング」と呼ばれることすらある俳優のキアヌ・リーブスに、さらなる逸話が加わったよう。

 先日、米掲示板サイトRedditで、「有名人の行動で、その人たちへの見方が完全に変わったことは何?」という質問が投稿されたのだが、そこに1人のユーザーがこんな経験談を書きこんだ。

 「キアヌ・リーブスは私の祖父の若い頃に似ているから、私の祖母は彼のファン。『ビルとテッド』から『マトリックス』まで全部の作品を見てる。祖母は70代前半の頃に脳梗塞になって、彼女の人生の最後の10年はほぼずっと家にいたから映画鑑賞が趣味で、友達にも会えなくなったからキアヌは祖母の友人みたいな存在になってた。

 『マトリックス』が公開された後に、おじが仕事でロサンゼルスに滞在していて、しゃれたレストランで食事をしていたら、キアヌが女性と来たんだ。おじは食事を終えた後にキアヌたちのテーブルに行って、“普段はこんなことしないんですが、私の80歳の母があなたのことを大好きで、あなたのすべての映画を見てます。あなたは私の父に似ているんです”と伝えた。おじによると、キアヌはおじに携帯電話を持っているかと聞いて、おじが持っていると話したら、“お母さまに電話してください。話したいです”と。

 キアヌは私の祖母と数分間話して、もちろん、それは祖母にとって最高の年になった。祖母はすごく孤独だったけど、祖母に対する彼の純粋な優しさや興味は、彼が本当に素晴らしい人だっていうことを示してる」

画像: 1999年にMTVムービー・アワードに出席した際のキアヌ・リーブス。

1999年にMTVムービー・アワードに出席した際のキアヌ・リーブス。

 街で偶然会った人に“あなたのファンです”と伝えられることは、キアヌほどのスターであれば何度も経験しているだろう。しかし話を聞き、サインといった比較的簡単に終わることではなく、わざわざ電話をかけたキアヌは、思いやりの塊。

 もちろんこの逸話がまったくの嘘という可能性もある。

 しかしこれまでに、ファンの結婚式にサプライズ登場したり、ホームレスの人と仲良くなったりして、共演者やスタッフにも口をそろえて彼は噂どおりの良い人だと言われてきたキアヌなら、このエピソードも本当だと思えてしまう。

 このエピソードを読んだほかのユーザーからは、「キアヌは世界の宝」「少し泣けた」といったコメントから、「もし自宅の1階に行って、一晩でキッチンが改装されて片づけられていて、“キアヌ・リーブスが飛行機でやってきて、2時間電車に乗ってキッチンをやってくれたんだ。お金も受け取ってくれなかった”と言われたら、多分信じる」と、ジョークを交えて、キアヌの良い人エピソードはなんでも信じることができると話すものまで寄せられた。

(フロントロウ編集部)

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