AirPodsを盗まれたウクライナ人が取った行動とは?
ロシアがウクライナを侵攻して早2ヵ月。今もなおウクライナではロシア軍からの攻撃を受けており、多くの人がこの戦争により命を落としている。ロシア兵による民間人の殺害や性的暴行などが行なわれるなか、ウクライナではロシア兵による略奪も問題になっている。
ロシア兵はウクライナで盗んだものを隣国のベラルーシからロシアに送っているようで、もはや無秩序状態。
そんななか侵略初期にApple社のイヤホンであるAirPodsをロシア兵に盗まれたというウクライナ人が行なった行動が話題を集めている。
Appleの「探す」機能が大活躍
AirPodsを盗まれたウクライナ人の男性は、AirPodsに「探す」という機能が備わっているのに気づいた。普段この機能は、AirPodsを紛失した際に使われるが、今回はなんとロシア兵が盗んだということで、ロシア軍の動向が丸わかりになり、首都を襲撃するという最初の計画から後退する際の経路を追跡することができたと英Times of Londonが報じた。
さらにUK Timesによると、盗まれたイヤホンが国境を越えてベラルーシに入り、ドンバスへの攻撃に備えて軍隊が集結しているロシアの都市、ベルゴロドに到着するまでを追跡できたという。
このAirPodsの持ち主は、AirPodsの行方を自身のインスタグラムで公開。そして「テクノロジーのおかげで、私は今、自分のAirPodsがどこにあるのか知っています。それはホストーメリ(Gostomel)の私の家からロシア兵のオーク(ロシアの兵士の蔑称)に略奪されたのです」とコメントした。(フロントロウ編集部)