フロントロウ編集部のAが次に読むのは、アマンダ・ゴーマンの詩『わたしたちの登る丘』。(フロントロウ編集部)

アマンダ・ゴーマン『わたしたちの登る丘』は、現在24歳の詩人であるアマンダ・ゴーマンが、22歳だった2021年1月に歴代最年少の詩人としてジョー・バイデン米大統領の就任式で朗読した詩「The Hill We Climb(原題)」を、鴻巣友季子氏の翻訳で日本版として文庫化したものです。
アマンダは就任式で詩を朗読して以降、NFLの頂上決戦であるスーパーボウルでも詩を朗読したり、ファッションの祭典メットガラで大坂なおみ選手やビリー・アイリッシュらと共同司会を務めたりと、アメリカの新世代を代弁する詩人として、活躍の場を広げていきました。
このたび刊行された日本版には、アマンダの詩が英文と対照できる対訳形式でも掲載されており、英詩を日本語と照らし合わせながら学ぶことができるものにもなっているようです。改めて、アマンダが伝えたメッセージにエンパワーされながら、アマンダが紡ぐ、アメリカ国民の心を掴んだ英詩を堪能したいと思います。

『わたしたちの登る丘』
アマンダ・ゴーマン著 鴻巣友季子訳 文藝春秋
発売中
(フロントロウ編集部)