コストコで売られているある商品が高すぎる? 2,000円ほどの商品が高いと言われている理由とは?(フロントロウ編集部)

コストコで高いと言われる商品とは?

 コストコで売られているサラダが、高すぎると話題になっている。コストコのおすすめ商品を紹介するアメリカのインスタグラムアカウントCostco Buysが先日ピックアップしたのが、店内のデリで買うことができるロティサリーチキン・サラダ。コストコの大人気商品であるロティサリーチキンと、卵不使用のマヨネーズや玉ねぎなどを混ぜ合わせたサラダとなっている。

 このサラダは、約450グラムで6.99ドル(約900円)で、映像に映し出されているパック1つでは19.22ドル(約2,400円)。デリでこの値段では、すごく高いというわけではないが、ではなぜ“高すぎる”として話題になっているのだろうか?

 コストコでロティサリーチキンを買ったことがある人なら、もうお気づきかもしれないが、コストコのロティサリーチキンは鶏をまるごと一羽使っており、それでいて1つの価格は4.99ドル(日本では699円)なのだ。

 サラダには他の食材も使われており、調理に人件費もかかるだろう。とはいえ、一羽丸ごとの価格を知っている人からすると、サラダは高すぎると感じるのも理解できる。コメント欄には、「チキン一羽丸ごとを4.99ドルで買うか、同じチキンから作られたチキンサラダを20ドルで買うか?ノーサンキュー。自分でやる(笑)」といった反応が寄せられていた。

むしろロティサリーチキンが激安である

 とはいえ、サラダが高いわけではない。むしろロティサリーチキンが、利益を捨ててでも激安価格に設定されているのだ。

 現在のロティサリーチキンの価格は2009年から変わっておらず、そこには、アメリカ国内だけで年間6億2,500万個を売り上げる人気商品を買うために、会員に店舗に足を運んでもらい、それによって他の商品も買ってもらおうとする戦略があると見られている。

 コストコの最高財務責任者であるリチャード・ガランティ氏は過去に、「他の企業がチキンの値段を4.99ドルから5.99ドルにあげた時には、年間3,000万から4,000万ドル(約38億円から50億円)の利益を捨ててでも4.99ドルの価格をキープしました。それが我々の仕事なのです」と明かしている

(フロントロウ編集部)

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