「Theragun」を2週間使い続けた結果
近年国内外でトレンド入りしているマッサージガン。先端が高速で振動し、体にあてることで筋肉や筋膜をほぐしてくれるマッサージガンは、実際にはマッサージのためだけではなく、ワークアウト後のリカバリーをはじめ、アクティブに過ごす身体づくりをサポートするさまざまな効果が期待できる。
そんなマッサージガンのトレンドを牽引するのが、Therabody社が独自開発したパーカッシブデバイス「Theragun(セラガン)」。
「Theragun」は、バイク事故でケガをした創設者のジェイソン・ワースランド博士が、その後の身体のケアと回復トレーニングのためのツールをつくり始めたのがきっかけで誕生した製品。何度もプロトタイプの作成と改良を繰り返して2009年に「TheragunG1」を開発し、その後も10年以上に及ぶテクノロジーの革新を経て数々のモデルを展開。今や世界中60ヶ国、250以上のプロスポーツチーム、アスリートやその指導者やトレーニング施設で信頼できるデバイスとして愛されている。
セレブの愛用率も群を抜いて高く、ミランダ・カーやダニエル・クレイグ、カーリー・クロス、ロミー・ストリド、シャニーナ・シェイク、ガル・ガドットなど数々のセレブが「Theragun」をオススメ。セレブからの人気No.1のマッサージガンと言っても過言ではない。
そんな「Theragun」をエディターが実際にお試し。日常的にワークアウトを取り入れる筋トレ好きのエディターが、2週間使い続けてみた。
筋肉痛になりにくくなって驚き
今回使用したのは、必要機能が揃ったスタンダードモデルである「Theragun Prime」。このモデルは、専用アプリで速度がカスタマイズできたり、独自技術によって生まれたパワフルなモーターを搭載していたりと高い機能性がありながらシンプルで使いやすいのが特徴。
そんな「Theragun Prime」を使ってみてもっとも魅力的だと感じたのが、ワークアウトの効率がよくなったこと。
筋トレが日々の欠かせないルーティンであるものの、筋肉痛になりやすいという悩みがあるため、これまでは「筋肉痛になるのが怖いし、負荷を上げすぎないようにしよう」と思うことが多々あった。でも「Theragun Prime」をワークアウトの前後に使うようになってから、筋肉痛が大幅に軽減。筋肉痛をあまり感じなくなったことで、負荷を上げやすくなり、ワークアウトの効率がかなりアップ。リカバリー力の高さには驚くばかりだった。
この筋肉痛へのアプローチのカギを握るのが、振れ幅の大きさと速さ。「Theragun Prime」をはじめとした「Theragun」シリーズは16mmの振れ幅※で、一般的な振動デバイスより深く筋肉に到達。さらに1秒間になんと最大40回も触れる振動によって、過剰に皮膚を刺激することなく効果を実現してくれる。
※「Theragun mini」は12mm
あらゆる部位に届いてセルフでも使いやすい
手が届かない部位にもアプローチできるこだわりの形状も、「Theragun Prime」を使ってみて分かった魅力。
「Theragun Prime」はハンドル部分が三角形型になっているのが特徴。このハンドルは、人間工学に基づいて設計された米国特許取得済の「Theragun Triangle」マルチグリップというもので、さまざまな持ち方ができる。これにより、手では届かない部位でもアプローチできて、手首への負担も軽減。
実際にほかのメーカーのマッサージガンを試したことがあったものの、背中などは届きにくく、かえって疲れてしまうこともあった。個人的にネックだったこの部分が解消され、この使いやすさと続けやすさには、もはやトリコ。
アプリとの連動でベストなケアができる
「Theragun Prime」は、専用のアプリと連動することで自分に合ったケアができるという特徴も。
アプリには、トレーニングやヨガ、ピラティス、ランニング、ウォーキングなどあらゆる運動のウォームアップや回復のためのプログラムがあり、そのときのシチュエーションに合う使い方のガイドが受けられる。プログラムの数は想像以上に豊富で、乗馬やトライアスロン、野球といったスポーツにも対応しているほか、睡眠前のケアや時差ぼけのためのケアなどライフスタイルに合うプログラムも豊富。
しかもプログラムごとに適切な速度にカスタマイズされ、あてる強さに関するアドバイスなどもリアルタイムで表示されるので、ちょっとしたレッスンを受けている気分。使い方を間違っていたという失敗も起こりにくいという点でも、ぜひオススメしたい。
「Theragun Prime(セラガン プライム)」
価格:38,500円(税込)
公式サイトなどで購入可能
(フロントロウ編集部)