『LAMB／ラム』アダちゃんに取材！日本でのメェ～モリ～を振り返り「女優としてやっていく自信になったメェ」

羊から産まれた“羊ではない何か”に取材！

　アイスランドの人里離れた田舎で暮らす羊飼いの夫婦が、羊から産まれた“羊ではない何か”を育てていく禁断のネイチャー・スリラー『LAMB／ラム』。A24が北米配給権を獲得し、カンヌ国際映画祭の観客を騒然とさせた話題作で、子どもがいない羊飼いの夫婦イングヴァルとマリアに子どもとして育てられた“羊ではない何か”アダちゃんは現在プロモーション来日中。

　アダちゃんは、6月に「初めてきた日本を楽しみながら、皆さんにあやしてもらいたいメェ」と言いながら来日してから、そろそろ観光ビザ大丈夫？といらぬ心配をしてしまうくらい長期滞在中。小島秀夫監督から「逢いたい」と言われていい子いい子してもらいに行ったり、『呪怨』の清水崇監督に抱っこしてもらったり、篠原健太氏にコマ撮り動画を作ってもらったりと、日本の有名クリエイターからもラブコールを受けてあちこちに出没しているアダちゃん。その滞在記は「#アダちゃん日記」というハッシュタグで公開されており、ツイッターでは毎回数百いいねがつく人気ぶり。

　日本でアダちゃんフィーバーを起こしているアダちゃんが、今回、フロントロウ編集部とのリモート取材に応じてくれた。ハロウィンでの“アダちゃんコスプレ”のコツから映画への思いまで、メェいっぱい聞かせてくれた！

―試写会も開催していましたね。参加者の映画に対するリアクションには満足でしたか？

アダちゃん：大満足だメェ〜！見に来てくれた人たちがたくさんあやしてくれたメェ〜！アダの演技もたくさん褒めてもらえて嬉しいメェ〜！今後も女優としてやっていく自信になったメェ。

―『LAMB／ラム』はホラーだ、ネイチャースリラーだ、ある家族のファミリームービーだ、人間界へのメッセージムービーだなど観る人によって解釈が異なるようですが、アダちゃんにとっては何ムービーですか？

アダちゃん：監督は家族を描いたファミリームービーと言ってたメェ。アダもそう思うメェ。でも人によって受け取り方が全然違うのがこの映画の魅力だと思ってるメェ。それぞれの感性で楽しんでくれると嬉しいメェ。

―『LAMB／ラム』のように細かいシンボリズムがシーンに隠された映画は見返すごとに発見があることが多いですが、大体何回みるのがおすすめですか？

アダちゃん： 2回は見てほしいメェ〜！新しい発見と共にこの世界観がさらに好きになると思うメェ。

―板橋こども動物園で羊たちと触れ合った約10日後にジンギスカン・レストランを訪れていたのが、ほのぼのとしたハートウォーミングさと冷や汗が出るようなホラー感が混在した映画にぴったりに感じました。日本の羊たちとの交流はどのように実現したのでしょうか？また、交流してみていかがでしたか？

アダちゃん：楽しかったメェ〜！動物園には大人たちが連れて行ってくれたメェ。顔を食べられそうになってヒヤヒヤしたけど、夏の思い出になったメェ〜！アイスランドに帰国したら日本の羊と友達になったことを自慢するメェ。

―コジマプロダクションでは360度カメラに囲まれた特別な機材でスキャン撮影してもらったようですが、これは今後何かしらの作品に生まれ変わるのでしょうか？

アダちゃん：特に決まってないメェ。カメラに囲まれてびっくりしたけど、うれしかったメェ〜！なにより世界の小島監督にあやしてもらえて、うれしかったメェ。

―ハロウィンにアダちゃんに扮したいと思っている方々にコスプレのアドバイスを頂きたいです。劇中では北欧らしい機能美のあるファッションを色々披露していますが、やはりおすすめは今回の来日ルックでしょうか？

アダちゃん：このハロウィンは黄色いセーターにオーバーオール、長靴というスタイルがおすすメェ。セーターは気持ちオーバーサイズがいいかもしれないメェ。この衣装だけでアダってわかるくらい映画をヒットさせたいメェ。

―最後に、日本に長期滞在してみて、旅の振り返りや日本のみなさんにメッセージがあればお願いします。

アダちゃん：日本は素敵な国だメェ。アイスランドでは体験できないプライスレスな夏を過ごさせてもらったメェ。まだまだ滞在するつもりだからどこかで会えたらよろしくメェ〜！

　まだまだ日本滞在を楽しむ予定だというアダちゃん。日本で自信がついたという女優魂をぜひ劇場で目に焼きつけてもらいたい。映画『LAMB／ラム』は9月23日（金・祝）より新宿ピカデリーほかにて全国公開。

（フロントロウ編集部）