『ジョン・ウィック』4作目でキアヌ・リーブスと共演したリナ・サワヤマが、現場でのキアヌの様子を明かした。良い人すぎる!(フロントロウ編集部)

リナ・サワヤマが見たキアヌ・リーブス

 映画『ジョン・ウィック』シリーズの4作目は、キアヌ・リーブス演じるジョンが主席連合やウィンストンへ反撃する展開になると見られ、2023年3月に全米公開を予定している。4作目にはリナ・サワヤマや真田広之、田代良徳といった日本キャストも多く、4月にコミコン参加者にだけ公開された特別映像では東京のシーンもあったと伝えられている。そのため、日本のファンは公開をより一層ワクワクして待っている。

 ミュージシャンであるリナは、本作が映画デビュー作。演技という分野への新しい挑戦となったが、彼女が苦労したのは演技よりも、映画制作における特殊な環境だったよう。米Varietyのインタビューで率直な思いを明かした。

 「これまでにしたことのない何かをするのは、本当に大好きです。脚本の読み方を学んだり、キャラクターに入り込んでいったり。でも、正直に言ってこの方法でスクリーンの中に自分を見るのに慣れることがあるのかは分かりません。“ミュージックビデオの中でイケてるように見えないと”という感じとは非常に異なるんです。カメラはあなたの脈が見えるほどの距離まで近づいてきます。それってあり得ないくらい近いですよ。プレビューを見ましたが、ほんっとうに変でビビりました」

画像1: リナ・サワヤマが見たキアヌ・リーブス

 彼女は人前でパフォーマンスをしたり、カメラに撮られることにはミュージシャンとして慣れているが、意外にも映画の制作というのはまったく異なるもののよう。しかし、そんな環境のなかで彼女をサポートした人がいた。それはスタッフではなく…、キアヌ。しかも、あからさまに助けるのではなく、気づかれないようにサポートしてくれていたのだそう。

 「でもキアヌは最高でした。彼はみなさんの想像通りで、とても気楽。でも彼は、主に舞台裏で、本当に多くの面で私の世話をしてくれました。私のために何かしてくれているとは言わずに、でもそれがちゃんと行なわれるようにしてくれていた。彼はエグゼクティブプロデューサーの1人なので、私をキャスティングするのにも力があったわけですが、それは本当に理解しがたいです」

 とくにアピールせずに、裏で助けてくれているとは、ハリウッドきっての良い人として有名なキアヌであっても謙虚で優しすぎる! ちなみにキアヌは、本作の撮影現場でスタッフに交じって荷物を目一杯持って階段をのぼる、あまりに良い人な姿も目撃されている。

 じつは、キアヌにとっても『ジョン・ウィック』4作目の撮影は楽しかったようで、その間に迎えた自分の誕生日には、撮影がなかったにもかかわらず現場へ行って、コンチネンタルホテルのコンシェルジュであるシャロン役のランス・レディックへ手紙を書いたり、撮影後にはスタントチームにカスタマイズの高級時計ロレックスをプレゼントしたりしていた。

画像2: リナ・サワヤマが見たキアヌ・リーブス

 とはいえ、何にせよ彼が多くの人に気を配っていたのは事実。これこそが、彼が信頼され、愛される理由に他ならない。

 ちなみにリナはキアヌと5週間一緒に同じ部屋でトレーニングをしていたことを明かしており、「お互いを見て、“2人とも死にそうだね”って。死にそうって感情をシェアしただけですが、良い時間でした」というファンからかなり羨ましがられそうな感想を語っていた

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.