ディズニーランドで問題を起こしたゲストはどうなる?海外の事例をご紹介。(フロントロウ編集部)

“ディズニーの牢屋”に連れて行かれる!?

 ディズニーランドには、すべてのゲストに夢のような時間を過ごしてもらうためにさまざまなルールがある。たまにニュースになるような問題行動を起こすゲストがいるが、彼らはその後どうなるのか? 多くの場合は、通称Disney Jail(ディズニーの牢屋)と呼ばれる別室に連れて行かれることがわかっている。

 アメリカのディズニーランドやディズニーワールドには巨大な地下施設があり、キャストやキャラクターたちが客に見られることなく特定の場所に移動できる地下通路のほか、関係者しか知らない様々なエリアがあると言われており、違反行為を人たちが連行される場所(Disney Jail)も地下にあるという。

画像: Disney Jail(ディズニーの牢屋)と呼ばれているが、実際には牢屋とはほど遠い「普通の部屋」だそう。写真はディズニーランドの人気アトラクション「カリブの海賊」に出てくる牢屋の場面。

Disney Jail(ディズニーの牢屋)と呼ばれているが、実際には牢屋とはほど遠い「普通の部屋」だそう。写真はディズニーランドの人気アトラクション「カリブの海賊」に出てくる牢屋の場面。

 では、実際に連れて行かれた人はいるのか? ドラマ『ゴシップガール』のブレイク・ライブリーは、再入園する際に必要なハンドスタンプを使って不正をはたらいたのが職員に見つかってしまい、“別室”へと連行された経験がある。ブレイクはそのときのことについて、「ディズニーランドの地下に連れて行かれたのですが、そこは真っ白な部屋で、みんな真っ白な服を着ていて、家具も真っ白で、ただひたすら尋問されて…。本当に怖くてトラウマになりそうでした」と、2009年に米トーク番組『The Late Show(原題)』で振り返っている。

 ちなみに、過去にディズニーランドでルール違反を犯してしまったセレブはブレイク以外にもたくさんおり、バラク・オバマ元米大統領はまだ10代だった頃に、アトラクションに乗っている時にタバコを吸ってディズニーランドから追放された過去を持つほか、マーベル映画で長年にわたってアイアンマンを演じてきた俳優のロバート・ダウニー・Jr.も、園内で大麻を吸って出禁を食らったことがある。なお、ロバートも“別室”に連れて行かれたそうだが、ブレイクとは対照的に「びっくりするくらい親切に手続きをしてくれる施設でした」と表現している。

違反行為によって「重い処分」が下されることもある

 もちろん、別室に連れて行かれて終わりではない。違反行為の度合いによっては厳重注意で済む場合もあるが、これまで違反行為を犯してきたゲストたちの処分を振り返ってみると、ディズニーファンのあいだで“極刑”として知られる「生涯出入り禁止」を命じられるケースも少なくない。

 実際に出入り禁止を言い渡された人の話では、期限付きあるいは無期限でディズニーランド/ディズニーワールドの敷地内に立ち入ることを禁止すると記された警告状を渡されるそうで、不法侵入や暴力沙汰、銃や違法薬物の不法所持等で事件に発展した場合は高確率で永久追放されている。

 要はルールを破ったり、問題を起こしたりしなければいいだけの話だが、残念ながら、アメリカではディズニーランドとディズニーワールドを合わせて、毎年必ず1人は永久追放される人が出ているのが実情。今年もディズニーワールドで乱闘騒ぎを起こした2組の家族が「生涯出入り禁止」を命じられたと、米Inside the Magicが伝えている。(フロントロウ編集部)

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