ビヨンセが4年以上ぶりとなるフルコンサートをUAEのドバイで開催。VIP待遇で招待された限られたオーディエンスのみが鑑賞できた超貴重なライブを写真で振り返りながら、ドバイでライブを行なったことに一部から寄せられている批判についても解説。(フロントロウ編集部)
ドバイでの公演が問題視されているワケ
数十億円のギャラをオファーされ、VIP待遇でセレブたちをドバイに招待するという、まさにビヨンセにしか実現できない桁違いの豪華ライブを実現したビヨンセだが、ドバイでのライブ出演を承諾したことをめぐっては、批判の声もあがっている。
ビヨンセは『ルネッサンス』でクィアカルチャーにオマージュを捧げたように、キャリアを通してLGBTQ+の人々の権利のために声をあげてきたが、UAEの法律では同性愛は違法で、一部からは、今回ドバイでライブを行なうことにしたビヨンセの選択を疑問視する声もあがっている。
中東で言うと、昨年はLGBTQ+アイコンであるデビッド・ベッカムが同性愛者を処罰するカタールのアンバサダーを務めていることがイギリス国内外で強く批判を浴びた。ただ、政府と直接契約しているベッカムと、プライベートなイベントだったビヨンセでは状況が違うと、ビヨンセを擁護する声もある。
ビヨンセは今回ドバイで一夜限りとなるライブを行なった理由についてコメントしていないが、久しぶりのライブ活動への復帰となった今回のステージでは、衣装を通じて社会的なメッセージも発していた。(フロントロウ編集部)