グウィネスが裁判に勝訴、「1ドル」の損害賠償を勝ち取る
現地時間3月30日、陪審員が評決に達した。事故が起きたユタ州の法律では、下を滑るスキーヤーに通行権があるが、グウィネスもサンダーソン氏も自分の方が下にいたと主張していた。
3時間弱の審議の結果、陪審員はグウィネスに過失はなく、サンダーソン氏に100%の過失があると判断。グウィネスに1ドルの賠償金を支払うようサンダーソン氏に命じた。
今回の評決を受けて、グウィネスの弁護士は、「私たちは、この満場一致の結果に満足しており、裁判官と陪審員の思慮深い対応に感謝しています。グウィネスは、自分の信じることを主張してきた歴史があります。今回の状況も同様で、彼女は正しいことのために立ち上がり続けるでしょう」とコメント。
対するサンダーソン氏の弁護士は、「結果に失望していますが、私たちは法的プロセスを愛し、支持しています。ホルムバーグ判事、陪審員、スタッフの努力に感謝します。これからしばらくは、評価と今後の方向性を議論することになります」としている。
評決後にグウィネスが男性に声をかける
評決が出たあと、席を立って法廷を後にしようとしたグウィネスが、サンダーソン氏の方に近づいていって何かを声をかける様子がカメラにとらえられたが、米ETによると、「I wish you well(意味:お元気で、うまくいくことを願っています)」と伝えたという。それに対し、サンダーソン氏は「ありがとう」と答えた。なお、サンダーソン氏はグウィネスのこの行動について、「とても親切な方だと思いました」と米Extraに語っている。
その後、グウィネスは「虚偽の主張を容認することは、私の誠実さを損なうと思いました。私はこの結果に満足しており、ホルムバーグ判事と陪審員の方々の努力と、彼らがこの事件を慎重に扱ってくれたことに感謝します」という声明を出している。(フロントロウ編集部)