フィリップ・プレインを名指しで批判
じつはジーンの投稿が話題になる数週間前、ヴィクトリアズ・シークレットのショーにも参加したことがあるモデルのジゼル・オリヴェイラが、ジーンと同じく、大きすぎるが故に仕事をキャンセルされたと自身のSNSで告発。
ジゼルは事前に自分のサイズを伝えていたにもかかわらず、フィリップ・プレイン(Philipp Plein)のフィッティングを訪れた際、サイズが小さなドレスを着させられた挙句、「帰りなさい」と言われたという。
フィリップ・プレイン側は、まだジゼルがヴィクシーショーのランウェイを歩いている時の体型だと思っていたようだが、それはもう5年前の話。ジゼルは2023年なのにまだサイズ0~2にこだわっているブランドに怒り心頭で、「私の身体は変わりました、状況が違います。私は今の自分の体を受け入れました。今の方がずっと健康的です」とその時の出来事をSNSで訴えた。
ここ数年はありのままの自分の体を愛そうという「ボディ・ポジティブ」や、自分のボディイメージに対して無理にポジティブになれなくても問題ないという考えを提唱する「ボディ・ニュートラル」という考えが広まっているが、モデル界やファッション業界ではまだまだ追いついていない部分がある。
なかなか変わろうとしないファッション業界だが、それをモデルたち自身が声を挙げて変えていこうとしている。(フロントロウ編集部)