『ジョン・ウィック:コンセクエンス』帝国ホテルのバーから始まっていた

 チャド・スタエルスキ監督は、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』のはじまりはキアヌ・リーブスと一緒にいた帝国ホテルのバーだったことを米Varietyのインタビューで告白している。

 当時2人の間では、『ジョン・ウィック』は3作で終わりという意見だったそうだが、監督は日本がきっかけで歯車が回り出したと明かした。

 「『ジョン・ウィック3』を完成させてから何カ月も経った時、私とキアヌは東京の帝国ホテルのスコッチ・バーに座っていました。ちょっとしたプレス仕事をしていたんですが、その時、『そうだ、ジョン・ウィックが日本にいたら面白いんじゃないか? そうだ、ジョン・ウィックが日本にいたら面白い。映画を作れるかどうかはわからないけど、楽しそうだ』と話していました」

 「キアヌはふと僕を見て、『ジョン・ウィックは死ぬべきだ』と言ったんです。『どういう意味だ?』と聞いたら、『侍のようなことをしよう』と言ったんです」。この発言の背景には、武士道の道徳的な教えや行動規範が記されている『葉隠』があるよう。同書には「死」についての記述もあり、監督は、「良い人生を送ってこそ、良い死に方ができる。私たちは、(制作において)武士道と反武士道という道を歩み始めたのです。この哲学はすべての映画とどう結びつくのか?彼はどうやってここから抜け出そうとしているのか?」と語った。

 監督は、ポッドキャスト番組『The Big Picture』でのインタビューでも日本でのキアヌとの会話に触れて、「日本で座って飲んでいて、2杯目頃に、『ジョン・ウィックが侍や忍者に会ったら? 大阪コンチネンタルをやるべきだ!』となったんです」とコメントしており、帝国ホテルのバーで会話は強烈な記憶として残っているよう。(フロントロウ編集部)

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