エリザベス・オルセンがセックスシーンについて語る
マーベル作品のワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ役で知られ、U-NEXTで独占配信がスタートした実在のママ友殺人事件を描くドラマ『ラブ&デス』で主人公のキャンディス・モンゴメリを演じるエリザベス・オルセンが、同ドラマで演じるセックスシーンや、MeTooムーブメントがきっかけで需要が高まっているインティマシー・コーディネーターと呼ばれる性的なシーン専門のコーディネーターの存在意義について米Varietyに語った。
エリザベスは、「私が俳優を始めて間もない頃は、現場にインティマシー・コーディネーターはいませんでしたし、少々乱暴に感じるシーンが多かったこともたしかです。ストーリーを伝えるうえで必要だと思ったから演じたのであって、これまでに同意していないことをやらされたことはありません。私はダンサーだったので、親密なシーンはすべて“振り付け”だと考えています」と言うと、「インティマシー・コーディネーターにとって最も大切なことは、作品のメインキャラクターだけでなく、そこにいる全員をサポートすることです。とくに、エキストラや1日しか撮影に参加しない人にこそ(インティマーシー・コーディネーターが)必要だと思っています。彼らは、そもそもその環境(撮影現場)に馴染んでいないわけですから。(当事者はもちろんのこと)他の人たちにとっても快適な空間を作ることが(インティマシー・コーディネーターの)役割なのではないでしょうか」と続けた。
さらに、エリザベスは「この作品(『ラブ&デス」)では、主人公の女性が性生活において解放され、自由になることを選択する様子を見ることができます。また、番組の後半では、最も傷つきやすい状態になった彼女の姿を目にすることになります。(撮影中に)彼女の体をいつどれだけ見せるのかという議論もありました。私は、セックスとは関係ない、最も無防備な瞬間の彼女の肉体を見るのが好きでした。監督とそういったクリエイティブな会話をしました」とも述べている。(フロントロウ編集部)