日本で元ジャニーズJr.による性加害の告発が報じられているが、アメリカをはじめ海外のボーイズグループでは、マネージャーや業界関係者による性加害が多く告発されている。

リッキー・ガルシア、業界の男性権力者の「性的なおもちゃ」にされた

 2013年に音楽オーディション番組『Xファクター』内で結成された米ボーイズグループのForever in Your Mindのメンバーで、ディズニー・チャンネルの番組に多数出演したことでも知られるリッキー・ガルシアは、12歳から10代の間ずっと、元マネージャーだったジョビー・ハートから性的暴行を受けるだけでなく、「業界の友人たちにまわせる性的なおもちゃ」になるようグルーミング(※性的虐待目的で未成年を教育すること)されたと告発。

画像: Forever in Your Mindのリッキー・ガルシア(左)は、複数の業界人から性加害を受けたと告発。

Forever in Your Mindのリッキー・ガルシア(左)は、複数の業界人から性加害を受けたと告発。

 リッキーは、20歳だった2019年にロサンゼルスで起こした裁判で、「グルーミングして誘惑するという、小児性愛者の典型的な手口」が使われたとして、リッキーの弁護団は、「彼のキャリアを育てる責任を負っていた元マネージャーのジョビー・ハートを筆頭とする、エンターテイメント業界で権力を持つ男性幹部たちは、代わりに彼の経済的・精神的弱点を性的な食い物とし、性的暴行とレイプをした」と述べた。

 リッキーは裁判を起こした際にインスタグラムで家族や友人たちに感謝し、「悲しいことに、私の経験は多数のなかのひとつに過ぎません。今日の私の行動が、虐待を経験した他の人たちに、自分は1人ではない、世界には自分のために闘ってくれる人たちがいるということを知ってもらうきっかけになればと思います」と綴った。

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