イギリス王室のヘンリー王子の妻メーガン妃が、王室内で人種差別的な発言があったことをテレビ番組で告白したあと、義理の父であるチャールズ国王に手紙を送っていたことが明らかに。(フロントロウ編集部)

メーガン妃がチャールズ国王に私的に送った手紙の中身

 2020年3月末をもって夫のヘンリー王子とともにイギリス王室を離脱したメーガン妃が、夫妻の第1子であるアーチー王子が誕生する前、王室内で生まれてくる子どもの肌の色を懸念する声があったことを特別番組『Oprah with Meghan and Harry(原題)』で明かしたあと、義理の父であるチャールズ国王に手紙を送っていたことがわかった。

 2021年3月にアメリカで放送されたこの番組で、メーガン妃は「彼が生まれてきた時の肌の色を懸念する声や会話がありました」と告白。司会者のオプラ・ウィンフリーが「なんですって?」と驚いたように聞き返すと、メーガン妃は少々考えたあと「(仮に肌の色が濃かった場合)それが一体何を意味して、どのようなことが起き得るかといったことです」と答えた。ただし、そのことを議題に挙げた人物の名前を明かすことは、王室に多大なダメージを与えることになるとして口をつぐんだ。

画像: メーガン妃がチャールズ国王に私的に送った手紙の中身

 英The Telegraphによると、先に手紙を書いたのはチャールズ国王で、家族間の対立を悲しんでいることなどが書かれていた。メーガン妃は番組が放送されたあと、自身の発言を明確にするためにチャールズ国王に返事を書いたという。そのなかでメーガン妃は、ロイヤルファミリーを人種差別主義者だと非難するつもりはないが、王室には「無意識の偏見」があると指摘。また、手紙にはアーチー王子の肌の色について推測した人物の名前も記されていたが、メーガン妃はチャールズ国王はその発言が悪意をもって行われたものではないことに同意したそう。

 ちなみに、メーガン妃はチャールズ国王の手紙に感謝したと伝えられている一方で、国王が手紙のなかでメーガン妃が自殺を考えるほど追い込まれていたことに触れなかったことを不満に思っていて、この手紙が原因で5月6日に行われる国王の戴冠式への出席を見送ったという話も出ている。

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