2019年にシングル「Woke Up Late」が日本のSpotifyのバイラルチャート3位を獲得したニュージーランドの4人組「ドラックス・プロジェクト(Drax Project)」。エド・シーランやショーン・メンデスもハマる、中毒性の高いポップソングを作る彼らが新曲「Atmosphere(アトモスフィア)」で正式に日本デビュー。ニューアルバムに向けて始動したドラックス・プロジェクトを深掘りする。

【大流行】ブラインド・ビート・チャレンジがTikTokでバズ! その裏話とは?

 ドラックス・プロジェクトのことは、TikTokのブラインド・ビート・チャレンジ(Blind Beat Challenge)で知ったという人もいるのでは? これは、ほかのメンバーが何をやっているか分からない状態で各自10分ずつ自分のパートを録音して、それを全部混ぜて曲を作るというもの。2022年にTikTokにアップしたところ1,000万回以上視聴されるビッグバズに!

@draxproject

Kinda sounds good hahah � part 2 we put it all together ��‍��

♬ original sound - Drax Project

マット:3年くらい前に、レーベルからTikTokをやるように言われたんです。SNSでつねに自分たちをさらすのは僕たちの性に合わないのであまり気乗りしなかったのが、渋々始めたわけです。

サム:僕ららしくできる方法を探しましたね。ブラインド・ビート・チャレンジはベンのアイディアで、もともとは作曲の訓練として思いついたものでしたが、マットが撮影してTikTokにあげてみようということになり、実現しました。

マット:チャレンジを撮影して、編集して、アップしたんです。その2日後くらいにZoomでバンドミーティングがあったのですが、その時にTikTokをのぞいたら、48時間で200万回くらい再生されていることに気づいたんです。『おい、みんな。これ見た?』って言って、そこから雪だるま式に増えていき、1つの動画で1,400万回再生されるまでになりました。その時、私たちはTikTokで”ニッチな何か”を見つけたんだと思いました。よく言いますよね、自分だからできるユニークなことを見つけよと。僕たちは音楽が大好きなので、それが音楽だったことに喜びを感じています。

シャーン:僕としては、1,400万回も再生されたのに、なんで僕らが今まで作ったなかで史上最悪の曲でなの!?って感じでした(笑)。

マット:そう(笑)。見てくれた人は、曲作りのプロセスが好きなようでしたね。そして幸運なことに、TikTokが「このビデオ、いいね。実際にリリースしてみない?」と言ってくれて、了承すると2週間で作るよう言われたので、2週間スタジオにこもって5曲を完成させました。もう6曲をボーナストラックみたいな感じで加えて、それを『Blind Beat』としてリリースしたのです。

【日本秘話】じつは日本と縁が深い! 日本に短期滞在していたメンバーも

 まだバンドとして来日は実現していないが、ヴォーカルのシャーンは高校時代に日本に短期滞在していた経験があり、ほかにも、親が日本に住んでいたというメンバーも!

シャーン:僕は高校時代に日本語を勉強していて、日本にも短期で行きました。僕の高校は東京に姉妹校があったので、僕の高校にも日本人の生徒が多くいて、僕も16歳の時に東京に行きました。大阪や直島も訪れましたよ。東京でホームステイさせてくれた家族とは今でもフェイスブックで繋がっています。日本に行ったらぜひまた会いに行きたいですね。今は日本語を話す相手がいないから日本にまた行きたいと思っています。もっと日本語を話して、もっとうまくなりたい。今は自己紹介して少し挨拶が出来る程度ですが…。

サム:謙遜しているよ。彼、もっと話せますよ。

マット:うん、もっと話せるよ。僕は日本の車文化に魅了されているんです。最近、残念なことに手放してしまったのですが、1990年のトヨタMR2という車を持っていました。昔の『ワイルド・スピード』に出てきたような日本の車文化にすごく興味がある。日本に行って実際に見てみたいです。

ベン:僕はそちらの食文化を楽しみたいですね。じつは、両親が昔日本に住んでいたんですが、日本については良い話ばかり聞いています

サム:僕は沖縄に興味があります。素晴らしい文化とダイビングスポットがあると聞きました。

マット:日本でライブをして、みんなが僕たちの曲を歌ってくれたら嬉しい。

シャーン:それはなんてクレイジーな経験なんだ! アーティストとして、自分の曲をみんなが歌ってくれるのを見るのは最高の気分のひとつです。最高ですよ。

 中毒性抜群で“一緒に歌えるポップバンド”として人気を博すドラックス・プロジェクト。彼らのライブでシンガロンできるように、今のうちに楽曲を予習しておきたい。新曲「Atmosphere」は配信中。

ドラックス・プロジェクト/Drax Project
最新シングル「Atmosphere」
発売中
https://avex.lnk.to/atmospherePR

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.