これから先の100年に向けて後進のクリエイターに伝えたいこと
テクノロジーの進歩といった時代の変化に順応しながら、100年を通して人々に愛されるキャラクターを創り出し続けてきたディズニー。「世代から世代へとレガシーを繋ぎ続けてきたおかげで、100周年を祝福することができています。これが次の100年間も続いていくことを願うばかりです」と、マーク氏は次の100年に向けて語っている。
「変化は自ずと訪れるものです。新しいテクノロジーの到来とかね」と、この先100年に起きるであろう変化についても前向きに見据えるマーク氏。「テクノロジーは常に、フィルムメーカーたちが創りたいと願う物語を支えてくれるものであり続けました。もちろん、それがすべてではありませんが、サポートしてくれるものでした。でも、それも変化してくのでしょう。そうなっていくのだと私は思います」。
「きっとこの先100年にも、人々を惹きつけるような新しいストーリーやキャラクターたちがどんどん登場してくれると思います」とマーク氏は未来への希望を覗かせる。「新しい人たちがスタジオへやってきて、彼らが情熱を傾けられるような作品を創る機会を得て、ストーリーを伝えてくれて、そしてそれらの作品が、高品質なエンターテイメントとしてディズニー・アニメーションのレガシーに続いてくれたら嬉しいです」。
マーク氏が後進のクリエイターたちに期待するのは、オリジナルのアニメーターたちが引退しつつあったタイミングで入社した自身が、最初の世代のアニメーターたちから受け取ったバトンを、彼らがそのまた次の世代へと渡してくれること。「私が最初の世代の方々から学んだことを次の世代へと引き継ぐように、彼らにもまた、その先の世代へと繋いでいってもらいたいです。ディズニー・アニメーションのレガシーが続いていくことを願っています」。
<作品情報>
手描きから3Dのアニメーションへと、テクノロジーの発展と共に100年を歩んできたウォルト・ディズニー・カンパニーだが、そんな同社が100周年記念作品として贈るアニメーション作品こそ、12月15日(金)に全国公開される『ウィッシュ』。
本作は、長きにわたりディズニー作品が描き続けてきた“願いの力”を真正面から描く、まさに100周年の集大成とも言える作品で、『アナと雪の女王』1・2作目を手掛けたクリス・バックと、『アナと雪の女王』や『ズートピア』などのストーリーアーティストを担当したファウン・ヴィーラスンソーンが監督。さらに、クリスと同じく『アナと雪の女王』1・2作を手掛け、現在はディズニー・アニメーション・スタジオのクリエイティブ・オフィサーでもあるジェニファー・リーが脚本を務めるのだから、まさに、ディズニーのレガシーを受け継いできた最高のスタッフによる、“最強の布陣”が実現したと言える。
『ウィッシュ』の特報はこちら。
<イベント情報>
さらに、『ウィッシュ』の公開に先立って、10月には、ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年を記念して、全国100か所の映画館でディズニー・アニメーション映画を楽しむことができるイベント「ディズニー100 フィルム・フェスティバル」が開催されることも決定!
今年の10月16日に100周年を迎えるディズニーが100年にわたり紡いできた数々の心温まる物語と時代を超えて愛されるキャラクターは、世界中のファンや家族に笑顔と勇気、インスピレーションを与えてきた。これまでディズニーが届けてきた長編アニメーション作品は、世界初の長編カラーアニメーション『白雪姫』から始まり、全61作品。各作品は、人々の心の奥深くで繋がる物語として世界中の様々な場所で愛され続けている。
「ディズニー100 フィルム・フェスティバル」は、ディズニーがこれまでに世に送り出してきたそんな全61作品の長編アニメーションから、厳選した8作品を上映するというもの。上映作品、開催日時、会場など詳細は、後日発表予定。
(フロントロウ編集部)