運動中はブラだけでなくショーツ選びも重要
運動をする際には、動きやすくてバストの揺れも抑えられるスポーツブラを着用することが大切というのはよく知られているけれど、その一方で同じくアンダーウェアでもあまり知られていないのがショーツの選び方。
じつはレギンスなどの下に履く下着も、運動に適したものを選ぶべきなのだという。なぜなら運動中の下着次第で、デリケートゾーンのトラブルが引き起こりやすくなるから。
イェール大学医学部で産婦人科の臨床教授を務めるメアリー・ジェーン・ミンキン医師は、「トレーニング中はたくさんの汗をかき、蒸れやすいことで、イースト菌などの菌が繁殖しやすくなります。これにより感染症などが起こりやすくなるため、下着選びには注意が必要です」と米Glamourで説明した。
ではどんな下着を選ぶのがいいのか、医師のアドバイスをご紹介。
運動用の下着かコットンの下着を選ぶべし
多くの医師が推奨しているのが、運動用につくられた下着を着用すること。
ミンキン医師は、「理想的なのは、運動用の専用ショーツを選ぶことです。多くのスポーツブランドから販売されています」と明かした。運動用につくられたショーツは、通気性や吸水性に優れていて、さらに動きやすくサポート力も抜群。日常的に運動をするなら、専用のショーツを持っておくのがオススメだという。
それ以外で選ぶなら、医師たちのオススメはコットン素材のショーツ。産婦人科医のアンジェラ・ジョーンズ医師は、「コットン素材は通気性がよく、吸水性にも優れているため、デリケートゾーンの皮膚や膣のトラブルが起こりにくいでしょう」と説明。反対に化学繊維でできた下着は熱がこもりやすいため、避けたほうがいいそう。
また運動後には、できるだけ早く下着を履き替えることも大事。ジョーンズ医師は、「運動して汗をかいた後は、極力すぐに清潔な下着に履き替えるようにしてください」とアドバイス。履き替えるのが難しい場合は、デリケートゾーン用の拭き取りシートなどを使って、清潔な状態に近づけるよう勧めた。
ワークアウトをするときに大切な下着の選び方。今まであまり意識していなかったという人も、ぜひ見直してみて。