小型飛行機のパイロットが上空で突然体調不良を訴え、操縦不能となったため、乗客が操縦を引き継いで着陸装置なしで飛行機を着陸させた。(フロントロウ編集部)

飛行機の乗客が窮地を救う

 米マサチューセッツ州ヴィニヤード・ヘイブンにあるマーサズ・ヴィニヤード空港で、6人乗りの小型飛行機のパイロットが上空で突然体調不良を訴え、操縦不能となったため、乗客が操縦を引き継いで着陸装置なしで不時着する出来事があった。

 地元警察によると、79歳のパイロットの男性は飛行機の最終アプローチ中に医療上の緊急事態に見舞われたそうで、飛行機に乗っていたのはこのパイロットと68歳の乗客の女性だけだったため、女性が飛行機を着陸させることになった。

 飛行機は空港の滑走路近くの草地に無事着陸したものの、胴体着陸だったため、“左翼が真っ二つに折れた”と米Insiderは伝えている。乗客の女性は軽傷で済み、パイロットの男性はヘリコプターでボストン市内の病院で搬送されたが、Insiderによると、命にかかわる重篤な状態だという。ただし、それが着陸前に発症した何らかの病気によるものかどうかは明らかになっていない。

 当時の詳しい状況や事故の原因について、現在、国家運輸安全委員会の指揮のもと、マサチューセッツ州警察と連邦航空局が協力して調査を行なっている。

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