常にプレッシャーを与えて自分を追い込むタイプの俳優、オースティン・バトラー
2024年3月20日に日本公開される映画『デューン 砂の惑星PART2』は、1作目から出演するティモシー・シャラメやゼンデイヤに加え、フローレンス・ピューやオースティン・バトラー、レア・セドゥといった新キャストが参加することでも話題になっている。
そんななか、ステラン・スカルスガルド演じるハルコネン男爵の甥フェイド=ラウタ・ハルコネンを演じているオースティン・バトラーがInterview Magazineのインタビューに登場し、『デューン 砂の惑星PART2』に出演して感じたプレッシャーについて語った。
10代の頃にショービス界入りしたオースティンは、「僕は12歳の時から常に信じられないほどのプレッシャーを感じるタイプでした。例え作品がそれを本当に必要としていなくても、僕は出来る限り最善を尽くす必要があると感じてしまうんです」と、ストイックな思いを告白。
続けて、「自分の中にハードルを設定するようなものなのですが、設定したらしたで、何かを見逃してしまうのではないかといつも不安になるんです」と、演技に対してストイックすぎてそれが大きなプレッシャーや不安になることもあることを明かした。
超大作映画である『デューン 砂の惑星PART2』の出演については、「ドゥニ・ヴィルヌーヴ(監督)に会ってとても仲良くなり、その時点では台本はなかったのですが、撮影前に僕が演じるフェイド役について話すことも出来ました。でも話し合いをしていたら、いつものように僕の想像力が動き始め、挑戦することへの恐怖感を感じるようになったのです」とオースティン。
オースティンと言えば、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞した映画『エルヴィス』でエルヴィス・プレスリーが憑依したかのような演技を見せ、映画公開後もエルヴィスの話し方が抜けていないと話題になった。本作でも誰か分からないようなイメチェンを見せて話題を呼んでいる。
『デューン 砂の惑星PART2』でのオースティン・バトラーとレア・セドゥ
『デューン 砂の惑星PART2』ではプレッシャーや恐怖をパフォーマンスの原動力に変えたそうで、「自分は何が本当に怖いのか?ということが、今の私の指針です」と語った。