ニュージーランド出身の女性が出国前に購入したサンドイッチでトラブルに。
出発前に購入して忘れていたサンドイッチで事件
ニュージーランド出身の77歳の女性が、カバンに入っていたチキンサンドイッチのせいで3,300ドル(約32万円)の罰金を言い渡された。
女性はニュージーランドのクライストチャーチでサンドイッチを購入し、鞄に入れたまま忘れていたそう。しかしオーストラリアの空港についたときに、サンドイッチを持って入るためには食肉製品の輸入許可が必要だと指摘され、申告違反で3,300ドル(約32万円)の支払いを命じられた。
女性は持っていることすら忘れていた未開封のサンドイッチにそこまでの罰金が科せられるのは過剰対応だと訴えたものの、オーストラリアの空港は、固有の生態系を守るために検閲の厳しさは世界トップクラスであることで有名。
職員は、罰金額はさらに高額になっていた可能性もあり、3,000ドルほどで済んだだけで幸運だと述べたそう。
オーストラリアの農水産林業省の広報担当者は、騒動を報じた地元紙ニュージーランド・ヘラルドに、オーストラリアでは缶入りでない食肉製品は輸入許可証がない限り持ち込みは許可されていないことを強調し、「旅行者が危険物品の申告を怠った場合、最高6,260豪ドル(約61万円)の違反通知を受ける可能性があります」と警告した。