世界で活躍するアーティストを、日本人が普段行く飲食店へ連れ出すYouTubeチャンネル「SUPERSTAR SHOKUDO(スーパースター食堂)」がスタート。初回ゲストはニューヨーク出身のMAXだ。(フロントロウ編集部)
舞台は「和食」の名店ではなく、いつもの店
運営元のユニバーサル インターナショナルによると、チャンネルの配信開始は8月7日18時。海外セレブが日本で食事をする動画といえば、高級寿司店や割烹が定番だった。ユニバーサル インターナショナルが立ち上げた新チャンネル「SUPERSTAR SHOKUDO(スーパースター食堂)」が選んだのは、そこから一歩ずらした場所だ。
コンセプトは“Real Food. Real Reactions.”。いわゆる「和食」に限らず、日本の生活者が日常的に使う飲食店やカジュアルダイニングを舞台に、アーティスト自身がメニューを選び、味わい、その場で感じたことを話す。台本に頼らない会話とリアクションをそのまま世界へ届けるという構成になっている。

決まりきった質疑応答のインタビューでは出てこない表情を、食卓なら引き出せる。制作側はそこに狙いを置いている。日本の食文化が世界的な注目を集めるなか、味や品質だけでなく、選択肢の豊かさやサービスの水準といった「普段の食」の強さも一緒に発信していく考えだ。音楽ファンだけでなく、食や旅行に関心のある視聴者にも届くフォーマットとして設計されている。
初回のメニューは「幻の手羽先」と「どて煮」
第1回の舞台は、名古屋発祥の居酒屋チェーン「世界の山ちゃん」西武新宿店。ゲストのMAXが味わうのは、コショウの辛さが効いた看板商品「幻の手羽先」と、名古屋名物の「どて煮」だ。メニューにある「多めコショウ」への反応や、手羽先の定番の食べ方の実演も収められている。
見どころに挙げられているのが、創業者をモデルにした公式キャラクター「鳥男(とりおとこ)」に、MAXが「ショーに招待するよ」と語りかける場面。日本で味わったおまかせ料理などの食体験についても話しているという。
配信開始は8月7日18時。今後のゲストや訪問店舗は順次発表される。
MAXは、韓国のアーティストとの縁が深い
初回ゲストのMAXは、ニューヨーク出身のボーカリスト/ソングライター/パフォーマー。2016年のフルアルバム『Hell’s Kitchen Angel』に収録された「Lights Down Low」が全米でトリプル・プラチナを獲得し、カナダやオーストラリアなどでもプラチナ/ゴールド認定を受けて注目を集めた。
日本のリスナーにとって耳馴染みがあるとすれば、K-POPアーティストとのコラボレーションかもしれない。2020年のセカンドアルバム『Colour Vision』には、「Blueberry Eyes」で共演したBTSのSUGAが参加。2024年のサードアルバム『LOVE IN STEREO』では、LE SSERAFIMのHUH YUNJINを迎えた「STUPID IN LOVE」やkeshiとの再共演「IT’S YOU」がバイラルヒットを記録した。2025年7月にはENHYPENのJAYとのコラボ曲「LOVE INSANE」もリリースしている。

日本との接点もすでにある。『LOVE IN STEREO』を引っ提げた全米ヘッドラインツアーでは、日本人アーティストのAyumu Imazuがスペシャルゲストとして参加した。国境を越えて活動を広げてきた歌手が、名古屋名物の手羽先とどう向き合うのか。チャンネルの1本目としては、なかなか収まりのいい人選だ。















