『デューン 砂の惑星PART3』キャスト一覧 新キャスト・続投俳優を解説


2026年12月18日に日米公開されるシリーズ第3作『デューン 砂の惑星PART3』。ティモシー・シャラメ演じるポールをはじめ、続投・復帰キャストと新キャストを役柄とともに紹介する。各俳優が誰を演じるのか、公開前にまとめて確認できるキャストガイド。(フロントロウ編集部)
まず押さえたい作品情報(公開日・監督・現時点で判明していること)
ティモシー・シャラメ主演のSF大作『デューン 砂の惑星PART3』は、2026年12月18日に日本とアメリカで同時公開されることが決まっている。監督は前2作に続いてドゥニ・ヴィルヌーヴが務め、ヴィルヌーヴ監督が手がける3部作の完結編にあたる。フランク・ハーバートによるシリーズ第2作『デューン 砂漠の救世主』をもとに、映画『PART2』の続きにあたる物語が描かれる。
公式発表や公開された予告編によると、本作では、ハルコンネン家を倒して皇帝となったポールが、自ら始めた聖戦と権力の代償に直面する。しかし皇帝となった彼は、平和を願うがゆえに終わりのない戦争へと絡め取られていく。宮廷では暗殺計画や新たな争いが渦を巻き、ポールとチャニ、そして帝国の未来が大きく揺れ動くというのが、現時点で公表されている物語の骨格だ。
ヴィルヌーヴ監督は本作を、自身にとって「もっとも個人的な作品」だと位置づけている。1作目が「発見」、2作目が「戦争を描く大作」だったのに対し、第3作は、前2作とは異なるトーンとテンポを持つ、よりアクション性と緊張感の強い作品になるという。作曲は前2作と同じくハンス・ジマーが担当する。
主要キャスト・登場人物早見一覧
公表されている主要キャストと役柄は以下の通り。俳優名の右が演じる登場人物だ。
ティモシー・シャラメ/ポール・アトレイデス/続投
ゼンデイヤ/チャニ/続投
レベッカ・ファーガソン/レディ・ジェシカ/続投
ハビエル・バルデム/スティルガー/続投
ジョシュ・ブローリン/ガーニイ・ハレック/続投
ジェイソン・モモア/ヘイト/復帰
シャーロット・ランプリング/ガイウス・ヘレン・モヒアム/続投
フローレンス・ピュー/イルーラン皇女/続投
アニャ・テイラー=ジョイ/アリア・アトレイデス/続投
ロバート・パティンソン/スキュタレー/新規
イザック・ド・バンコレ/ファロク/新規
以下、続投・復帰組と新規参加組に分けて、それぞれの役柄と俳優の背景を掘り下げていく。
「続投・復帰キャスト|ポール、チャニ、そしてヘイトとして戻るモモア
物語の中心に立つのは、やはりティモシー・シャラメ演じる主人公ポール・アトレイデスだ。前作で砂の民フレメンを率い、救世主「リサン・アル=ガイブ」として祭りあげられた青年が、完結編ではついに宇宙皇帝の座に就く。望まぬ権力の頂点で何を背負うのかが、本作最大の軸になる。
ポールの恋人チャニを演じるのはゼンデイヤ。原作ではポールを支える役割が比較的大きかったチャニを、ヴィルヌーヴ監督は前作の時点で「権力に懐疑的なまなざしを向ける自立した女性」へと描き替えていた。『PART2』のラストで、権力へ突き進むポールに背を向けて砂漠へ去った彼女が、完結編でどう物語に戻ってくるのかが注目される。
ポールの母レディ・ジェシカ役にはレベッカ・ファーガソンが続投。ベネ・ゲセリットの教えを受け継ぐ彼女は、皇帝となった息子ポールと、どのような関係を築くのかが注目される。フレメンの指導者スティルガーを演じるのはハビエル・バルデム、アトレイデス家に仕える戦士ガーニイ・ハレック役にはジョシュ・ブローリンが続投し、前作までの顔ぶれが揃う。ベネ・ゲセリットの教母モヒアム役のシャーロット・ランプリングも引き続き出演する。
そして続投組のなかでもとくに話題を集めているのが、ジェイソン・モモアの“復活”だ。モモアが演じるのは、第1作で命を落としたアトレイデス家の戦士ダンカン・アイダホ。原作『デューン 砂漠の救世主』では、ダンカンの肉体を再生したゴーラ「ヘイト」が登場する。映画版でも、モモアはヘイトとして復帰する。彼がどのような姿で帰還するのかが完結編の注目ポイントのひとつになっている。
新キャスト|ロバート・パティンソン、イザック・ド・バンコレ
完結編では、シリーズを彩る新たな顔ぶれも加わる。
なかでも注目度が高いのが、ロバート・パティンソンの参加だ。演じるのはスキュタレー。ベネ・トライラックスに属する「フェイス・ダンサー」と呼ばれる変身能力者で、ポールの体制転覆を企てる人物として登場する。予告編では、金髪姿のスキュタレーがポール体制の転覆を企てる場面が公開されている。
予告編では、フローレンス・ピュー演じるイルーラン皇女とスキュタレーが言葉を交わす場面も描かれている。イルーランは前作『PART2』から登場しており、完結編では宮廷の陰謀劇の中心人物として、より大きな役割を担う。ポールと政略結婚した皇女として、チャニとの関係にも関わる、鍵を握る存在だ。
ポールの妹アリア・アトレイデスを演じるのは、アニャ・テイラー=ジョイ。前作では未来の姿として短時間登場したが、完結編で本格的に物語へ加わる。先祖代々の記憶を宿すアリアがどう描かれるのかも、原作ファンの関心を集めている。さらに、フレメンの一員ファロク役として、イザック・ド・バンコレが新たに参加する。
PART3の注目ポイント|「救世主」の物語はどこへ向かうのか
完結編の最大のテーマは、「救世主に祭りあげられた青年の悲劇」だ。原作『デューン 砂の惑星の救世主』は、英雄譚として始まった物語が、権力と予知能力の代償によって暗い色を帯びていく、シリーズ屈指の重い一編として知られている。
映画版ならではの期待値も高い。『PART2』でチャニを原作以上に自立した存在へと描き替えた監督は、完結編でもその解釈を引き継ぐとみられている。原作から役割を拡大されたチャニの視点が、映画では物語の感情の軸として据えられている点は、シリーズを追ってきたファンにとって見逃せない。大規模な戦闘や新たな惑星を描く映像表現に加え、皇帝となったポールの内面の揺らぎをどう映像化するかが、完結編の評価を左右しそうだ。
PART1・PART2 振り返り|完結編までの流れ
シリーズを初めて追う人のために、これまでの流れも簡単におさらいしておこう。2021年公開の『DUNE/デューン 砂の惑星』は、貴族アトレイデス家の御曹司ポールが、砂に覆われ、貴重な香料「スパイス」を産出する惑星アラキスへ渡り、一族を襲う陰謀のなかで自らの運命と能力に目覚めていく物語だった。
2024年公開の『デューン 砂の惑星PART2』では、砂の民フレメンとともに戦うポールが、復讐を遂げるためフレメンと行動をともにするポールが、救世主として祭りあげられていく姿が描かれた。批評・興行の両面で成功を収め、第3作への期待を高めた。この2作の到達点として、皇帝となったポールの「その後」を描くのが完結編『PART3』にあたる。














