ティアーズ・フォー・フィアーズの3rdアルバム『シーズ・オブ・ラヴ』が、関連音源を大量に追加した3CDの拡張版として10月16日に発売される。制作に4年と100万ポンド以上を費やしながら、全英1位まで駆け上がった1989年の作品だ。(フロントロウ編集部)
難産のすえの全英1位
ユニバーサル ミュージックによると、今回の3CDデラックス・エディションには、リマスターを施したアルバム本編の8曲に加えて、シングルのB面曲、収録曲のオルタネイト・ミックス、その他の秘蔵音源が収められる。
『シーズ・オブ・ラヴ』は、とにかく作るのに時間と金がかかったアルバムとして知られている。制作には4年、費用は100万ポンド以上。それだけ難航しながら、1989年9月に世に出ると全英1位、全米8位を記録した。
「ウーマン・イン・チェインズ」「シーズ・オブ・ラヴ」「アドヴァイス・フォー・ザ・ヤング・アット・ハート」「バッドマンズ・ソング」と、いまも歌い継がれる曲がここに並ぶ。参加した顔ぶれも豪華で、ヴォーカルとキーボードにオリータ・アダムス、ドラムにマヌ・カチェ、サイモン・フィリップス、そしてフィル・コリンズ、ベースにピノ・パラディーノが名を連ねている。

ディスク2は「太陽」、ディスク3は「月」
追加ディスクの構成が凝っている。ディスク2は「ザ・サン〜シングル・シーズ/45s&Bサイド」と題され、7インチ・ヴァージョンやB面曲、各国のラジオ・エディットが16曲並ぶ。「ティアーズ・ロール・ダウン」「オールウェイズ・イン・ザ・パスト」「マイ・ライフ・イン・ザ・スーサイド・ランクス」といったB面のほか、イタリアン・ラジオ・エディットやカナディアン・シングル・ヴァージョンまで拾われている。
ディスク3は「ザ・ムーン〜ラジオ・エディット&アーリー・ミックス」。こちらは制作過程を辿る内容で、「イヤー・オブ・ザ・ナイフ(オーヴァーチュア)」から始まり、アーリー・ミックス、インストゥルメンタル、バッキング・トラックが14曲。難産だったアルバムがどう組み上がっていったのかを、音のまま追えるつくりだ。
英文ブックレットには、SuperDeluxeEdition.comの編集者であるポール・シンクレアが、制作の経緯をまとめたライナーノーツを寄せている。

日本盤はSHM-CD、ライナーは完訳
商品情報は、発売日が2026年10月16日(金)、品番UICY-80800/2、価格5,500円(税込)の限定盤。日本盤のみ英文ライナーの完訳と歌詞・対訳が付き、SHM-CD仕様になる。
1989年のアルバムに、B面と別ミックスとラジオ用エディットを足していくと3CDになる。当時それだけの量が作られ、そしてそのまま眠っていたということでもある。
















