オランダの人気オーディション番組『ザ・ヴォイス・オブ・ホランド』の初代チャンピオン、ベン・サンダースが43歳で死去した。アーネム近郊の湖で遺体が発見され、9月16日付で米Deadlineなどが報じた。警察は事件性はないとしている。(フロントロウ編集部)
2011年の優勝から波乱の人生
ベン・サンダースはロンドン生まれ。幼少期に両親とともにオランダへ移住し、北ホラント州ホールンで育った。その後、アーネムへ移り、タトゥーショップを営んでいた。
音楽の夢を追い続けていたベンは、兄のディーンとともに長年、テレビ出演のチャンスを模索。2003年のユーロビジョン・ソング・コンテストのオランダ代表選考にも参加し、2000年代初頭にはフォロー・ザット・ドリームというバンドで活動していた。
転機が訪れたのは2011年。オランダで前年にスタートした歌唱オーディション番組『ザ・ヴォイス・オブ・ホランド』の第1シーズンに出演し、キングス・オブ・レオンの「ユーズ・サムバディ」を披露して審査員を魅了した。同年、初代チャンピオンに輝き、優勝曲「キル・フォー・ア・ブロークン・ハート」はオランダのTop 40で4位、Single Top 100で1位を獲得。デビューアルバム『ユー・ソート・ユー・ニュー・ミー・バイ・ナウ』もチャート首位を獲得した。
家族が悲しみを明かす
しかし、優勝後の人生は順風満帆ではなかった。健康上の問題を抱え、ヘルニアの影響でステージ上でも杖を必要とする時期があったとされる。プライベートでも複数のトラブルが報じられていた。
訃報を受け、兄のディーン・サンダースは子どもの頃の2人の写真とともにInstagramを更新。「私の大切な弟が今日亡くなった。これほどの痛みは今まで感じたことがない。私たち全員にとって、なんという日だ」と深い悲しみをつづった。
警察の発表によると、ベン・サンダースの遺体は9月15日午後1時20分ごろ、アーネム近郊のレクリエーション湖、ライカースヴールドセ・プラッセンで発見された。警察は事件性はないとしており、死因の詳細は明らかにされていない。


















