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「雨の日と月曜日は」を書いた人が最後に選んだ曲たち。12月にレコードで

FRONTROW Editorial Dept.
BY FRONTROW Editorial Dept.
「雨の日と月曜日は」を書いた人が最後に選んだ曲たち。12月にレコードで
画像提供:ソニー・ミュージックレーベルズ

カーペンターズの「雨の日と月曜日は (Rainy Days And Mondays)」と「愛のプレリュード (We’ve Only Just Begun)」を書いた作曲家、ロジャー・ニコルス。その初の公認ソングブックが完成したのは昨年のことだった。2枚組CDとして出たその作品集が、今度はアナログ盤になる。発売は2026年12月2日。(フロントロウ編集部)

CDに入っていなかった1曲が、レコードには入る

アナログ盤で聴きたいというファンの声を受けて実現した1枚組で、CD版から15曲を厳選したうえで、新たに1曲が加えられている。

その追加分が、アンディ・ウィリアムスによる「雨の日と月曜日は」。CD版には収録されていなかった歌唱だ。レコードの最後に置かれ、A面1曲目のアンディ・ウィリアムス「愛のプレリュード」と対になる構成になっている。

ほかに歌い手として名を連ねるのは、ホセ・フェリシアーノ、ジョージィ・フェイム、ジョニー・マティス、ヴィッキー・カー、ミシェル・ルグランら。ニコルスが様々なアーティストに提供した楽曲を集めた作品集で、「公認」を冠するものはこれが初めてになる。

企画は2018年に始まり、本人が選曲に加わった

この企画が立ち上がったのは2018年。公私にわたって交流のあったアンソロジストの濱田髙志が、ニコルス本人と一緒に選曲を進めてきた日本独自の企画だ。

ただし、道のりは平坦ではなかった。翌年からのコロナ禍で許諾作業が停滞し、あわや頓挫かと思われたところ、2024年半ばに作業が再開。生誕85周年の記念盤として完成するはずだった。

だが2025年5月、2年前に発症したパーキンソン病の療養中に呼吸器系疾患が悪化し、同月17日、オレゴン州の自宅で家族に見守られながら息を引き取った。84歳だった。収録曲は、本人が目を通したものが並んでいる。

1968年の1枚は、日本から見つけ直された

ニコルスが1968年に発表したリーダー・アルバム『ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ』は、当時まったくヒットしなかった。

流れが変わったのは日本からだ。87年に日本で世界初CD化され、90年代に入ると多くの日本のミュージシャンが敬愛する作曲家として彼の名を挙げたことで、一気に注目が集まる。“ロジャニコ”の愛称とともに、ソフトロック/サンシャイン・ポップを代表する1枚として定着し、その評価は日本から世界へ広がっていった。本人も2007年に約40年ぶりとなる『フル・サークル』、2012年に『マイ・ハート・イズ・ホーム』を発表している。

旧作のアナログ化が続く流れのなかでは、カレン・カーペンターのソロ・アルバムが初めてLP化される動きもあった。60年代から70年代のポップスが、いまレコードの棚に並び直している。

ロジャー・ニコルス アーティスト写真
画像提供:ソニー・ミュージックレーベルズ

『ロジャー・ニコルス・ソングブック (THE ROGER NICHOLS SONGBOOK)』のアナログ盤は品番SIJP 1201、30cmLP盤で税込5,280円。濱田髙志による監修・解説と、歌詞&対訳が付く。

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