19歳女性を「ヒーロー」と称賛
4月から、怒涛の勢いでツイッターを更新している人気ラッパーのカニエ・ウェスト(40)。
大統領選への出馬を匂わせる投稿をしたかと思えば、トランプ大統領へ熱烈なラブコールを送る投稿をして大バッシングを受けるなど、物議を醸すツイートを数多く更新している。
そんなカニエが、19歳の女性であるエマ・ゴンザレスにインスパイアされ、これまでブロンドに染めていた髪の毛を剃り、坊主にイメチェンしたことをツイッターで報告。
さらにカニエは、「my hero Emma Gonzalez(私のヒーロー、エマ・ゴンザレス)」とツイートし、エマのことを「ヒーロー」と称賛した。
エマは、2月に米フロリダ州の高校で発生した銃乱射事件の被害者で、銃規制デモをリードする活動家として、今年、Time誌が発表する「最も影響力のある人物」に選ばれた人物。
そんなエマに影響を受け、敬意を表したカニエのツイートに対して、エマ本人が反応した。
エマが称賛する「ヒーロー」とは
エマは自身のツイッターで、カニエのツイートを真似て自分が尊敬する「ヒーロー」を提示。
「my hero James Shaw Jr.(私のヒーロー、ジェームズ・ショーン・Jr.)」とツイートしたエマは、別の銃乱射事件を生き抜いたジェームズ・ショーン・Jr.という男性を称えた。
ジェームズは、現地時間4月22日に米テネシー州のチェーンレストラン、ワッフル・ハウスで発生した銃乱射事件に居合わせた客の1人で、容疑者からライフル銃を奪い取り大勢の命を助けた救世主。
自身も銃撃で負傷しながらも、勇敢に銃を持った容疑者に立ち向かい、被害の拡大を防いだとして、一躍その名をとどろかせた。
そんなジェームズを称えたエマは、カニエのツイートで集めた注目を賢く使って、銃規制を考えさせる問題提起した。