主役リックを演じてきたアンドリュー・リンカーンが降板することでも話題を呼んでいるドラマ『ウォーキング・デッド』。7月にサンディエゴで開催されたコミコンのパネルで、アンドリューは自らファンに向けて降板を正式に認めた。
アンドリューが降板を発表したパネル後、たくさんのインタビューをこなしたキャストたちは、アンドリューのことについて質問攻めにされていた。そのなかのSiriusXMでのインタビュー内で、シーズン1からアンドリューと共演し、プライベートでも仲良しなノーマン・リーダスがある事実を暴露。
アンドリューとの男の約束とは?
インタビューでアンドリューの降板をどう思うか聞かれたノーマンは、「彼は本当に素晴らしい人なんだ。彼は俺をより良い俳優、友人、そして父親にしてくれた。俺にとって、とってもとっても大切な人だよ」とべた褒め。
そして続けて、「じつは、シーズン3か4あたりで約束したんだよね。『お前が(ドラマを)去るなら、俺も去る』ってね」と、どちらかがドラマを降板することになったら、一緒にドラマを去ろうと男の約束をしたことを告白。その時にアンドリューがすかさず「降板するの?」と聞くと、ノーマンは「そんなわけねーだろ」と否定し、その男の約束を破る形でドラマは続けていくと話した。
アンドリューは最近インタビューで、降板の理由は「家族と時間を過ごすため」と明かしており、その胸の内はノーマンにも話していたそうで、「降板について話をされた時、理解するしかなかったんだ。俺もニューヨークに息子がいて、9年間も息子に会いに行くために行ったり来たりの生活を送ってる。だから分かるんだよ。彼は2人の美しい子供たちと美しい奥さんがいるし、彼の家族は最高なんだ。だからドラマを去ることを責めたりできないよ。だけどものすごく寂しくなるけどね」と、同じ父親として子供の側にいたいという気持ちは分かるという気づかいを見せた。
シーズン6から登場する悪役ニーガンを演じるジェフリー・ディーン・モーガンは、「俺も年だしこれまでにいろんな人と仕事をしてきた。俺の『ウォーキング・デッド』の撮影初日が終わったその日の夜、アンディ(アンドリューの愛称)が電話をくれたんだ、『家族へようこそ』ってね。彼はそういう人なんだよ」と、撮影初日の裏話を話した。
これほどまでにもキャストに愛されているアンドリューが演じるリックの姿が見られるまであと少し。新たなチャプターにもなる『ウォーキング・デッド』のシーズン9は、今年の秋にFOXチャンネルにて日本最速放送がスタート。予告編はこちらからチェックして。(フロントロウ編集部)