シンガーのアリアナ・グランデが「ソウルの女王」の愛称で親しまれた故アレサ・フランクリンの葬儀で追悼パフォーマンスを行った。

 膵臓ガンとの闘病の末に76歳で亡くなったシンガーのアレサ・フランクリンの葬儀が彼女の故郷であるミシガン州デトロイトのグレーター・グレイス・テンプルで米現地時間の8月31日に執り行われた。

 「ソウルの女王」と呼ばれ、数々の名曲を世に送り出したアレサの死を悼み、ビル・クリントン元米大統領や夫人のヒラリー・クリントン氏、ミシガン州知事やデトロイト市長らをはじめ、各界の著名人たちが参列した葬儀は、現地テレビ局とストリーミング配信により世界同時中継。

画像: 生前のアレサ・フランクリン(2017年8月撮影)。

生前のアレサ・フランクリン(2017年8月撮影)。

 しめやかに行われるというよりも、故人の思い出を語り、朗らかに送り出そうといった雰囲気の中で進行された葬儀では、生前のアレサと交流があった、スティーヴィ―・ワンダーやチャカ・カーン、フェイス・ヒル、ジェニファー・ハドソンらの錚々たるアーティストたちが渾身の追悼パフォーマンスを捧げた。

 アレサを心から尊敬し、彼女に可愛がられていたアリアナ・グランデもパフォーマーの1人に任命。

 アリアナは、同伴した母のジョアンと婚約者のジョアン・グランデと婚約者のピート・デヴィッドソンを含む大勢の参列者たちに見守られながら、アレサの1967年のヒット曲「ナチュラル・ウーマン」を披露した。

画像: アリアナ・グランデ、アレサ・フランクリン葬儀で渾身の追悼パフォーマンス【動画】

 その模様がコチラ。

 歌唱前に一瞬立ち位置がわからなくなってしまうという小さなハプニングもあったものの、生バンドの演奏とゴスペルコーラスとともにパワフルな歌声を響かせたアリアナのパフォーマンスに参列者一同じっくりと聴き入っていた。

 アリアナはアレサの死が伝えられた直後に出演した米トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー』で、アレサを追悼して同曲をパフォーマンスしており、これを視聴したアレサの遺族は弁護士を通じて「アレサはアリアナのことが好きでした」と感謝のコメントをしていた。

 アリアナはアレサの訃報を受け、たくさんのハートの絵文字とともに思い出の2ショット写真をインスタグラムに投稿し、アレサの死を悼んでいた。(フロントロウ編集部)

画像: ©Ariana Grande/ Instagram www.instagram.com

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